2017.08.16
ストレスや愛情不足の表れかも!?子供の『爪噛み』をやめさせるには?
あなたのお子さんは、よく爪を噛んでいませんか? 小さな子供が爪を噛むのはさほどめずらしいことでもなく、「あまり気にならない」「気づいたら注意するだけ」というパパやママもいるかもしれません。
しかし、この爪噛みはストレスや愛情不足が原因となっている場合もあるそうなので注意が必要です。
今回は、子供の爪噛みの原因や、やめさせる方法などについてご紹介します。
爪を噛むのはストレスや愛情不足が原因!?
早ければ1歳ごろから見られ、3歳頃に最も多く見られるという子供の爪噛み。単なる癖である場合もありますが、一般的に、不満や不安など心理的なストレスが原因となっていることが多いと言われています。
- 親のしつけが厳しく、不満がある
- 勉強や受験などのプレッシャーがかかっている
- 親が忙しくかまってもらえない
- 愛情不足や寂しさを感じている
- 引越しや家庭環境の変化などで不安を感じている
- 過度の緊張
- 欲求不満
- 退屈
こういった心因的なストレスから爪を噛むようになってしまうケースが多いのです。
いずれのケースも爪を噛む癖は一過性のもので、成長するに従ってなくなることが多いそうですが、そのまま放置することで、『咬爪症(こうそうしょう)』という病気になってしまう危険性もあります。
『咬爪症(こうそうしょう)』になると、爪を噛まなければ落ち着かず、ストレスが解消されないことから手の爪を頻繁に噛んでしまう病気で、爪の先がギザギザになったり、爪の表面がぼこぼこしてしまったりします。
大人になっても治まらない場合は、心療内科で治療する必要になってくることもあるそうです。
子供の爪噛みをやめさせるには?日常生活の中で気をつけるべきこと
もし子供が爪を頻繁に噛んでいるなと気がついたら、まずは心因的なストレスを排除するように注意してあげましょう。
たとえば、パパやママが子供との時間や会話、スキンシップの回数を増やし、愛情不足や寂しさ、欲求不満を解消してあげることも有効でしょう。
また爪を噛み続けることによって、手や爪に傷がついてばい菌が入ってしまったり、爪が変形してしまったりする危険性があることを説明してあげるのもよいでしょう。
また物理的に爪噛みができないよう、手を握ってあげたり、抱っこするときに爪が噛めないような位置で手を固定してあげたりなどの工夫もできるでしょう。
爪に絆創膏を張る、爪に絵を描いておく、ハンドクリームを塗っておくなどすると、爪を噛まなくなることもあります。
爪噛みをやめさせるためのグッズも活用してみよう
子供の爪噛みをやめさせるための便利グッズもたくさん販売されています。必要に応じて、こういったアイテムもぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
ビターネイル
出典:Amazon
ギネス認定の強力な苦み成分を配合したトップコートです。これを爪に塗っておけば、子供が噛むと強い苦味を感じて、爪噛みの癖を抑制してくれます。
苦味成分は、子供のおもちゃにも使われている安息香酸デナトニウムと、苦いお茶として有名なセンブリ茶のエキス。有機溶剤を使用していないので独特の刺激臭も無く、リムーバーを使わずぬるま湯で洗い落とせるのが便利です。
AOSNTEK ベビー爪切り
出典:Amazon
爪が伸びていたり、欠けていたり、割れていたりすると、つい爪を噛みたくなってしまう一因に。普段からパパやママが爪のケアをしっかりしてあげることも爪噛み防止につながります。
AOSNTEKのベビー爪切りはは、新生児からの爪のケアにおすすめの商品。特に小さく薄い刃をもつハサミは、赤ちゃんの薄くてやわらかい爪にも安心して使えます。
爪を噛むという癖以外にも、子供の癖には心因的な要素が潜んでいることもしばしばあるようです(関連記事:「指しゃぶり、爪かみ…。子供の言葉や仕草に隠されたサイン」)。
日頃から子供の様子や癖をよく観察し、その心理的ストレスや欲求に気づいてあげることが、子供の癖を治す近道なのかもしれませんね。
PHOTO/Jan H Anderse/Shutterstock
参照/
病院検索ホスピタ「咬爪症」
AllAbout「子どもの爪噛みをやめさせるには」
小児歯科学雑誌「15年間の口腔習癖の年次推移並びに発現要因に関する検討」
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記事提供:ならいごとキッズ マガジン