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ビューティー

2015.10.10

ぽっこりお腹はおブス姿勢を生む『お腹イス抱っこ』のせいだった!? イライラも軽減させる姿勢とは

ぽっこりお腹はおブス姿勢を生む『お腹イス抱っこ』のせいだった!? イライラも軽減させる姿勢とは

ベビーを抱っこする時の姿勢、気を付けていますか?

ママ友と立ち話する時、買い物の時、あやす時… 抱っこ時間は長時間に及びますよね。そんな時、腰を前に突き出してママのお腹をベビーの椅子代わりにする『お腹イス抱っこ』していませんか。

それ、実はママの美容の大敵です!

習慣化した『おブス姿勢』は、ママのぽっこりお腹、お肌の老化、猫背、イライラにまで影響するんです! 鏡に映った自分の姿勢に愕然としないよう、今から正しい抱っこを身に着けておきましょう。

はじめの一歩は「正しい姿勢を意識すること」から――。
姿勢の専門家に詳しい話を聞いてきました。


ついお腹で支えてしまうのは、筋力が足りないから

「抱っこの時、お腹を突き出した『反り腰』になってしまうのは、インナーマッスルの力が弱いからです」と語るのは、日本姿勢教育協会理事でイクメンの前田彰先生。
ママはパパと比べて筋力が足りない上、抱っこが長時間に及ぶので、ついお腹で支えてしまうのだとか。

確かに、パパの抱っこは姿勢がいい場合が多いですよね。腹筋、背筋、腕力の違いも大きいようです。


あれ?!いつの間にか『お腹イス抱っこ』が習慣に?!

悪い抱っこ例

気付いたら 『お腹イス抱っこ』(=反り腰)が当たり前の立ちスタイルになってしまっている!というママがたくさんいます。
だんだん増えてくるベビーの体重と抱っこ時間。それと比例して、ママのお腹は前へ前へ。片腕で抱きかかえる機会も多くなり、さらにバランスは不安定に・・・。
そう、『お腹イス抱っこ』は少しずつ体に染みついて来るのです。

正しい姿勢は背骨がゆるやかなS字カーブを描いている状態。体重の約10%を占める重たい頭をバランスよく支えています。しかし、反り腰はS字がきついカーブを描いてしまうので、猫背になってバランスを取ろうとします。

「反り腰にならない抱っこを習慣付けるには、まず『正しい姿勢』を知って、常に意識することが大事です」と前田先生はアドバイスします。


正しい姿勢の作り方

良い抱っこ例

そこで、『正しい姿勢』を教えてもらいました。

 
  1. つま先を少し開いて壁に背を向ける。
  2. 後頭部、背中、お尻、かかとを壁に付ける。
  3. あごが上がっている人は、壁と平行になるように少し引く。

「意外と苦しいことが分かりますよ」と前田先生。
見た目は簡単そうですが、なるほど、実際に試してみると、想像以上にお腹にぐぐっと力が入ります。この正しい姿勢でベビーを抱っこするとかなりきつい…。姿勢の悪さを痛感します。

腰は壁との隙間が、手のひら一枚分あるのが理想。
こぶし大が入ってしまう人は、『反り腰』ということになるのだそう。


反り腰を改善!壁だけでできる簡単エクササイズ

正しい姿勢の作り方

早速実践してみると… 腰と壁の間にこぶしが入る…!
というわけで、忙しくても実践しやすい反り腰改善の簡単エクササイズを教わりました。

反り腰に効果的なエクササイズ

  1. (前述の『正しい姿勢』と同様に)つま先を少し開いて壁に背を向ける。
  2. 後頭部、背中、お尻を壁に付ける。
  3. かかとを20㎝ほど前にずらす。
  4. この状態でお腹に力を入れて腰を壁に近づける。
  5. 慣れてきたら15㎝、10㎝とだんだん短くする。最終的には壁がないところでもできるように。
  6. 1回を深呼吸2回と数えて、1日10回。

これなら歯磨きしながら、テレビを見ながらでも実践できそうですね。

さらに、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を伸ばすと効果的。左足で立って右膝を曲げ、足を手で持ち上げて、かかとをお尻に付けるストレッチ。(左右交代で)
縮まった腿の筋肉を、気持ちよく伸ばします。


颯爽とした憧れのママに!良い姿勢はメリットたくさん

前述の正しい姿勢をとると、「思ったよりお腹が出ていない!」と気付くママも多いはず。ぽっこりお腹は、悪い姿勢の影響で「そう見えているだけ」という場合も少なくありません。

正しい姿勢が脳に認識されてインナーマッスルが付いてくると、背筋や腹筋も落ちにくくなり、太りにくい体を作ることに。筋力があれば新陳代謝もUP!
顔のたるみやゆがみといった見た目の『老け感』が格段に変わってくるんです!

正しい姿勢は呼吸も深くなるので、より脳に酸素が行き渡り、ポジティブ思考にもつながります。結果、育児でのイライラ軽減につながるんですよ!


いかがでしたか? あなたのお腹は決してベビーのイスではありません! 腹筋にぐっと力をいれてパパのような『真っ直ぐ抱っこ』を目指しましょう!

はじめはちょっと大変かもしれませんが、数年後の自分のため。
腰ベルト付きの抱っこひもなどを上手に使って、いつも背筋ピン!の颯爽としたママでいたいですね。毎日の積み重ねで、昔のスタイルを徐々に取り戻していきましょう。


取材協力/
一般社団法人「日本姿勢教育協会」理事
アルテカイロプラクティック(目黒区・学芸大学駅)院長前田彰先生

  前田彰先生 Photo/大楽眞衣子

Top Photo/StephaniePetraPhoto

大楽眞衣子

大楽眞衣子

横浜市出身。大学卒業後、大手新聞社の記者として勤務。数年間の記者経験を経てフリーライターに。実家から遠く離れた静岡県で、3歳5歳7歳の男の子3人を子育て中。長男出産か...

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