2016.12.16
これって陣痛!?『前駆陣痛』の見分け方と対処方法
妊娠後期に入るとお腹の張りを自覚することが多くなってきます。経産婦さんであればなんとなくこのお腹の張りはどっちかな?なんてわかるかもしれませんが、初産婦さんにとっては陣痛なのか前駆陣痛なのか判断がつかず、不安になりますよね。
ここでは前駆陣痛の見分け方と、お腹の張りがある場合の対処方法について紹介します。
前駆陣痛ってなに?
『前駆陣痛』とはいわば本陣痛の予行練習のようなもので、臨月に入ると1日に数回軽い生理中のようなお腹の張りを感じることがあります。前駆陣痛の場合、お腹の張りは不規則ですぐに落ち着きます。
前駆陣痛と本陣痛の見分け方
前駆陣痛とは前述のとおり不規則な子宮収縮(お腹の張り)で強くなったり、弱くなったりします。また間隔も一定ではありません。不快感や圧迫感を感じることがあっても姿勢を変えるなどすると治まります。
一方、本陣痛の場合には徐々に規則的になることが特徴です。また痛みや陣痛の継続時間も徐々に長くなってきます。陣痛が起きている間は痛みが続き、姿勢を変えても落ち着くことはありません。
陣痛よりも先に粘液状の少量の出血を起こす『おしるし』や破水を伴うこともありますが、個人差があります。
これって前駆陣痛かも?と思ったときは…
赤ちゃんが生まれるのに適した『正期産』と呼ばれる妊娠37週以前に上記のような症状があった場合には、前駆陣痛から本陣痛へつながり早産の可能性もあるため、かかりつけの病院に連絡し指示を仰ぎましょう。
妊娠37週を過ぎている場合には、前駆陣痛があったからといって慌てる必要はありません。正期産の時期にお腹の張りを自覚した場合には、横になり休んでみて症状が改善するかどうか確認します。
そのまま落ち着くようであれば前駆陣痛と考えられますが、休んでも改善しない場合や徐々に間隔が短くなったり規則的になってくる場合には、本陣痛の可能性が考えられます。
本格的な陣痛の波がくるまでに2~3日かかる人もいれば、数時間で出産する人もいます。
陣痛がきたら…
正期産の時期であれば本陣痛が来てもなんら問題はないため、可能であれば陣痛の合間に体を動かしてみると陣痛が波に乗りやすくなります。
筆者は朝に陣痛が来たので、入院までに洗濯物などの家事や入浴を済ませ病院に向かったところ、初産にも関わらず夕方には無事出産を終えることができました。
痛みに対しての感じ方は個人差があるため一概にはいえませんが、子宮口があまり開いていない状況で入院となると、そこからが長丁場になってしまい体力的にきつくなってしまいます。
陣痛が来ても突然産まれるわけではありません。初産であれば、陣痛が始まってから赤ちゃんの頭が出るまでの時間は約12~14時間かかるといわれています。
産院まで距離が遠いなどの特別な事情がなければ、陣痛が10分間隔になるまでは、リラックスできる自宅で出産・入院準備の見直しなどをして過ごすほうが気楽に過ごせる場合もあります。
mamaPRESS編集部
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