2015.09.23
ママ必見!増えている子どもの『骨折』を防ぐためにできる3つのこと
現在、園児から小学生を中心に授業のマットや跳び箱運動、学童保育の時間などで、発生する子どもの『骨折』が件数もかなりの数で増えています。
骨折する体の部位は特に腕や肩が多く、全治1〜2か月というケースが多く、この間は生活面でも不自由な生活をせざる得ない状態となります。
骨折しにくい身体にするには、幼いときの子どもの日常生活が「カギ」となります! 子どもの成長段階の中で、ママが骨折を防ぐためにできることはなんでしょうか。
『骨折』する子どもが増えた2つの理由
独立行政法人日本スポーツ振興センターがまとめた「学校の管理下の災害基本統計」のデータによると、小学生から高校生の授業中と休み時間の2013年の骨折発生率が1970年と比べて2.5倍の件数となっています。
子どもの骨折が増えた理由として、次の通りまとめています。
1.外遊びする機会の減少
近年、外で子どもを狙った事件が多いため、校庭(園庭)などの安全が確保されている場所以外での遊ばせることに抵抗があるママたちが増えていることが挙げられます。
その影響もあってか、学校以外の子どもの運動量が減っています。
現在の子どもは身長も高めで、身体つきはしっかりしていても骨量の少ない子どもが増えているそうです。
2.ゲームに費やす時間の増加
小さいときからスマホや携帯ゲーム機でゲームに費やしている時間が長くなっているため、身体を動かす遊びの経験が少なくなっているということも原因の一つとして挙げられています。
イマドキの体育の授業と体操の時間はどうなっているのか?
子どもが骨折する確率の高い体育と体操の授業ですが、現在とママたちが小学生だったときを比べても基本的なカリキュラムにほとんど変わりありません。
実際、筆者は子どもの参観のときに跳び箱の上で前転、マットの上で後転などを子どもたちはこなしていましたが、特に高度な技術も求められていませんでした。
やはり、子どもは発育期の身体を動かすべきときに、運動能力をつける必要があると言えますね!
骨を強くするためにしておきたい、ママが簡単にできる3つのこと
1.栄養面を考えた食事を考える
「骨の発育=カルシウムと乳製品」のイメージが強いですが、骨の発育を促すにはカルシウムだけでなく、骨の質を良くするビタミンK2も含んだ食材を考えると良いですね!
納豆はこれらの栄養素を含んでいる万能な食材で、特に骨を丈夫にするビタミンK2の含有量が豊富です。スーパーでもお手軽に買える食材で、レパートリーも多いので、毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
2.骨折の原因となる「リン酸塩」について知っておく
普段よく口にしている加工食品の成分「リン酸塩」は食品の見栄えや食感を良くするための食品添加物ですが、骨の発育を妨げる成分が含まれています。
身体の発育の時期に必要以上に摂取すると、体内のカルシウムが溶けてしまい、骨折しやすい身体になってしまうリスクもあります。
骨折だけでなく、大人になって骨粗しょう症になる可能性もありますので、リン酸塩については知っておきましょう!
3.身体を動かす機会を考える、与える
ネットでサーチすれば、身体を思う存分動かす場所や方法が見つかります。手軽にできるおすすめの方法は『縄跳び』です!
縄跳びなら、忙しくても、狭いスペースで身体を動かすことができます。全身の運動にもなるので、ママたちも一緒にやって、エクササイズを兼ねると良いですね!
子どもの身体の形成には軸となる骨の発育で、左右されます。いくら身体つきが良くても軸がしっかりしていないと、大人になったときに身体が十分に活動できなくなる可能性も高くなります。
子どもの時期だからこそ、骨を丈夫にできるような生活スタイルを心がけたいですね!
参照/
日本生命保険相互会社「第46回 子どもの骨折は、40年前の2.5倍!?」
全国納豆協同組合連合会「納豆PRセンター骨を強くするには運動と納豆!」
食事とダンスで健康づくり! by CheeR「子供の骨折の原因は?」
のびやかな暮らし「リン酸塩はカルシウムを溶かし老化が進む~炭酸飲料・インスタント麺・ソーセージに含まれる」
PDF資料:「子どもの骨折はなぜ増える? 〜成長痛のウソ?ホント?〜」
たかるみ
中学生の娘と小学生の息子を持つ二児のアラフォーママ。短大卒業後、某メーカー勤務を経て 、結婚。出産後は園や学校の役員委員で「文書を作成する」奥深さを実感し、ライターの仕...
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