2015.09.13
塾にまつわるママ友トラブルと回避のための5つのポイント
子どもの成長によりママ友関係もデリケートに変化していきます。仲良しだったママ友と塾をきっかけに亀裂が入ることも。 今回は中学受験、高校受験の塾がらみで起こるママ友関係の変化と、トラブル回避のための方法をご紹介します。
進学塾は、クラスが成績順。成績上位者を公表する塾も多い
多くの塾では成績順にクラス分けされ、成績上位者を公表するところもあります。その中に知っている子の名前があれば、どうしても気になるもの。身近な存在であるほど嫉妬心につながることもあります。
子どもの成績で、ママカーストが決まる
子どもたちのデキる、デキないが同じ塾のママの序列に。塾の保護者会で上位クラスのママが幅を利かせているという光景は日常的に見られます。ボスママが上位クラスにいると徒党を組み、『主』となることもあります。
塾のランクでもママカーストが!
入塾テストがあるか、難関校向けかなど塾のレベルにもランクが。それがママの序列に反映します。学校行事などでは塾ごとにグループ化して固まる傾向が。大手進学塾に通わせるママの中には、小規模塾や塾に通っていない親子を見下す困った人もいます。子どもの成長はダイナミック。受験が迫ると大きく成長。そしてママカーストも崩壊。
受験本番が近付くと、子ども自身に『スイッチ』が入ります。遊びや部活に夢中だった子が飛躍的に伸びてトップクラスに上がり、トップクラスの常連が転落するという大逆転もめずらしくありません。これをきっかけにママ達の相関図にも変化が。常に一緒のグループが、子どもの成績の変化で関係が崩れ、決裂することもあります。
ある中学受験塾で、ボスママが、我が子がトップクラスから転落したのに、メンバーの子どもがトップクラスを維持していることが気に入らず、そのママをランチに誘い、ランク下の学校を受けろと執拗に迫ったというトラブルも。子どもの受験はママ友関係とは別のもの。そのような嫉妬には巻き込まれたくないものです。
塾でトラブルに巻き込まれないための5つのポイント
塾ではグループ行動は避けるべき。そのためには、知り合いが多い塾(校舎)はなるべく避け、同じ塾の知り合いには距離を取り淡々としていることが大切です。 そのために、以下の5つポイントを心構えに、塾を選び、塾生活を始めましょう。
1.学区内の塾(校舎)にはなるべく入らない。
成績優秀者が公表されても、知らない子同士ならお互い心静かでいられます。
2. 個人名を公表しない塾を選ぶ。
大手塾でも個人名を公表しないところもあります。こじんまりとした塾でマイペースに受験勉強を進めるのも良い方法です。
3.塾のロビーでのお迎えは控える。
小学生や中学生の女子にとっては、帰りが遅いので親のお迎えが必要です。その際、塾の前やロビーで待つのを習慣にすると、ママ同士の会話に仲間入りするハメに。トラブルに巻き込まれる可能性大です。車の中で待ったり自宅の最寄駅で待ち合わせが無難です。
4.子どもは子どもと割り切る。
子どもの人生は、子どものもの!一線を画すことも大切です。
5.分からないことは直接塾に問い合わせ。
ママ同士の情報交換は噂に惑わされたり、お互いの状況が見えて心穏やかでなくなることも。大切な情報は直接塾に聞きましょう。そういう意味でも塾ではママ友と深くつきあう必要はありません。
塾通いの時期=大切な受験期。子どもがベストな結果を出すためにママのサポートが大切です。ママがトラブルに巻き込まれている場合ではありません!ママ友関係、上手く立ち回り、子どもにとって頼りがいのあるママを目指しましょう。
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