布団を干して叩いたら逆効果！効果的なダニ対策とは

一日の3分の1、子どもは約半分ほども占める睡眠時間。睡眠環境はできるだけ清潔にしてあげたいものです。アレルギーの原因にもなるダニは、親として気になりますよね。
でも、雨の日は布団を干せませんし、困ってしまいます。日々のダニ対策は、どうすればいいのでしょうか？

天日干しだけではダニの量は変わらない!?

2014年に日本経済新聞が行った調査によると、実はそもそも布団を天日干しするだけでは、ダニ対策には不十分なのだとか。また、天日干しに加えて布団たたきをする人も多いと思いますが、布団の奥に潜むアレルゲンが表に出てきてしまったり、ダニが拡散してしまうおそれもあるのです。

天日干しをして布団たたきをするだけではなく、その後に掃除機をかけることで、やっとダニ・ダニアレルゲン（ダニのフンや死骸など）の減少が確認できます。意外と手間がかかりますね。

子どもの寝具は『ウォッシャブルのもの』を選ぶ

家庭の洗濯機でも、ダニアレルゲンを洗い落とすことができます。洗えるものは洗ってしまったほうが手軽でしょう。 子ども用の寝具はウォッシャブルのものが多く発売されていますので、用意しておくと安心。洗い替えがあれば、さらに楽ですね。 また、ぬいぐるみにもダニが集まりやすいので、こちらも購入する際にはできるだけ洗えるものを選んでおくといいでしょう。

中心部にはまだダニがいる!?

『天日干し＋布団たたき＋掃除機』という方法や洗濯によって、ダニアレルゲンは除去できるとわかりました。しかし、実は中心部の生きたダニを死滅させることはできないといいます。

ぜんそくやアトピーの主な原因になるのは生きたダニではなく『ダニアレルゲン』のほうですから、それを除去できれば一旦は安心。でも、また生きたダニが出てきて、ダニアレルゲンが作られていく……。キリがありませんね。

アイロンにコインランドリー？熱でダニを死滅させる意外な方法も

生きたダニまで完全に死滅させたいなら、高温にさらす必要があります。「天日干しで高温になっているよ！」と思うかもしれませんが、残念ながら表面しか高温にならないことが多いのです。
布団乾燥機は高温処理することが可能ですから、持っていればぜひ活用しましょう。その際は裏表両方かけたほうが効果が高いようです。

布団乾燥機を持っていなければ、スチームアイロンやコインランドリーを利用する方法もあります。濡らしたタオルなどで布団にあて布をして、最も高温にしてスチームアイロンをかけましょう。ただし手間はかかるので、気軽にやりたいなら、コインランドリーの高温乾燥機を利用するのがオススメです。
※いずれの場合も、布団の材質が高温に耐えられるかどうか確認してからお試しください。

ダニの対策法を知っておけば、家族の快適な睡眠と健康を守ることができます！　ママも安心して眠ることができますね。ぜひ自分に合った方法を試してみてください。

参照／日本経済新聞「干してたたくだけでは逆効果　布団ダニの退治法」