2017.07.09
ビジネス経験ゼロの母親が娘とウガンダのシングルマザーを支援!アフリカ布バッグが魅力の『RICCI EVERYDAY(リッチー・エブリデー)』に注目!
ウガンダの女性たちが作るバッグブランド、『RICCI EVERYDAY(リッチー・エブリデー)』。カラフルなアフリカンプリント布を使ったバッグが特徴で、最近では、大手百貨店バイヤーたちからも注目を集めています。
実はこのブランド、日本人のママと娘が、ウガンダの女性たち、とりわけ都市部に暮らすシングルマザーの生活を支援するために2人で立ち上げたもので、2017年3月27日放送の『日経スペシャル 未来世紀ジパンング〜沸騰現場の経済学〜』(テレビ東京)でも取り上げられ話題になりました。
日本で代表を務める、仲本律枝さん(60)はなんと、もともとビジネス経験ゼロの専業主婦。ママである私たちも、つい応援したくなる、この親子の原動力に注目です!
今回は、このブランドを設立した、ウガンダ在住の娘、仲本千津さん(32)に、ブランドのことや、ブランド立ち上げに至るまでの経緯、そしてビジネス経験ゼロの千津さんのママについて、お話を聞かせていただきました。
『RICCI EVERYDAY(リッチー・エブリデー)』とは?
写真提供:RICCI EVERYDAY
『RICCI EVERYDAY(リッチー・エブリデー)』は、カラフルで斬新なデザインが特徴のアフリカンプリントを使ったバッグやトラベルグッズを主力商品としたブランド。
ママバッグとしても使える大きめなバッグから、バッグの中で目立つかわいいポーチまで、ラインナップも豊富で、そのデザイン性と質の良さから、じわじわと人気を博し、オンラインストアでも『SOLD OUT』の文字が並ぶように。
シングルになったとたんに“すべてを背負うことになる”ウガンダのシングルマザーたち
写真提供:RICCI EVERYDAY
そんなRICCI EVERYDAYのバッグは、すべてウガンダ人のママたちがハンドメイドで製作しています。
ウガンダでは、結婚や離婚の概念が日本と比べて薄く、簡単に離婚することができてしまうのだそう。もともと男性が優位な文化なので、慰謝料、子どもの養育費などもないまま、夫が家を出ていく、もしくは妻が家を追い出されるケースがほとんど。
そのため、ウガンダのママはシングルになったとたんに、ひとりですべてを背負うことになります。お金も仕事もなく、子どもが高等教育を受けられないことも多々。売春に手を出してしまう女性もいる状況なんだそうです。
しかし、そのような環境で生きているウガンダのママたちは、「とても強くてしっかりしている人が多い」と千津さんは言います。
当時、現地でNGOの農業支援プロジェクト に参加していた千津さんは、そんなママたちを目の当たりにし、どうにかできないかと考えていました。
そして、 “革の手縫いが得意”、“ミシンが得意”、“ビジネススキルに長けている”3人のシングルマザーと出会ったことがきっかけで、このブランドを立ち上げることを決意したそうです。
自身もアフリカンプリントの布に魅力を感じていたことから、この魅力を日本に伝えたいと思ったのだとか。
写真提供:RICCI EVERYDAY
立ち上げ当初のメンバーと千津さん
tommy☆
1984年生まれ。静岡出身、2014年生まれの女の子のママ。大学卒業後、Web業界で7年間働いた後、結婚&出産で退職。娘が2歳になってから、のんびりと子育てをしながらエディター...
詳しくはこちら