2016.04.01
子どもの情操教育に、手間もコストもかからないペット6選
子どもの情操教育にペットは有効だといわれています。特に一人っ子の場合は、「一人では寂しいし、ペットは兄弟のように仲良くなれる」という声も。
しかし、犬猫が苦手なパパママもいますよね。苦手な理由で多いのが臭いや抜け毛などなど。そこで臭い、抜け毛の心配が少ない、飼いやすいペットを紹介します。
ペットが子育てにいい理由
ペットがいることで、子どもは感受性がとても豊かになります。それは、ペットと遊んだり触れ合ったりする中で、非言語のコミュニケーションを通して関係性を築く経験をするからです。また、ペットは子どもの好奇心を刺激するので脳の発達にも良い効果が。
子どもがペットと共に成長し、ペットが老いたり死を迎えたりする経験は、命について考えるきっかけになります。自分よりも弱いものへの思いやりや、命の大切さを知ることは、素晴らしい情操教育です。
最近では、「幼少期にペットを飼うと、免疫力が高まる」という研究結果も。特に犬や猫と暮らすと、風邪をひきにくくなり、アレルギーや喘息になりにくいといわれています。
ペットを飼うメリットは理解していても、犬や猫のような大型の動物を飼うことに抵抗があるパパママもいますよね。そこで、抜け毛などの心配がなく、手間もコストもかからないペットを6つ紹介いたします。
カブトムシ・クワガタ
夏になるとペットショップで購入でき、飼育グッズもマニュアルも豊富です。毎日エサのゼリーをあげて、ときどきマットを交換するぐらいで手間もかかりません。カブトムシはひと夏で死んでしまうので、死に触れてお墓を作る経験もできます。
オス・メスのペアで飼えば卵を産んで、幼虫・さなぎ・成虫と変化していく様子を観察できることも。クワガタは種類により越冬します。
ハムスター
ハムスターは、愛くるしい表情で子どもに人気のペット。1匹1,000円程度で購入でき、飼育グッズもマニュアルもたくさんあるので、飼いやすいです。
ケージの掃除も数日に一度でよく、臭いもあまりありません。エサや水をきちんと用意しておけば、2~3日の旅行に行っても大丈夫。夜行性なので昼間は寝ており、パパの帰宅後一緒に遊ぶことができます。慣れれば手でエサをあげることもできますよ。
モルモット
ハムスターとウサギの間ぐらいの大きさで、モコモコとした毛が生えており、慣れるとエサをおねだりするようになります。室温の変化にも比較的強く、ケージの中が好きな性質なので飼いやすいでしょう。
金魚
金魚はペットショップで1匹100円~数百円で購入できます。飼育グッズもセットで販売されており、エサは100円ショップでも購入できます。日々のランニングコストは、エサ代と水道代程度なので大変安いです。水替えは月に1度程度でよく、臭いもありません。室内で飼育する場合は、部屋の湿度が保たれるので、喘息にいいという声も。慣れるとエサをおねだりします。一度飼えば、数年~10年程度生きます。
亀
亀も飼育グッズが市販されているので、育てやすいペットです。人に慣れるとエサをねだるなどかわいい面も。冬眠の際は、ヒーターなどで保温してあげましょう。
セキセイインコ
セキセイインコは1,500円程度で購入でき、飼育グッズも市販されているので育てやすいペットです。人に慣れやすく、手に乗ってくることも。言葉を覚えさせるのなら、オスがおすすめです。病気にも割と丈夫です。
我が家は現在カブトムシの幼虫を飼育しています。子どもと一緒に育てていると、苦手だった幼虫も成虫も、“生き物”としてかわいく思えるようになりました。私自身、ペットを飼育することで、新たな発見や刺激を受けています。今後は、「外国のカブトムシも飼育してみたいね」と子どもと話しており、その日を楽しみにしています。
今回取り上げたペットたちですが、”手軽だから”という理由だけで飼うと、もしかしたら「思った以上に大変だった」として、途中で飼育を投げ出してしまう子もいるかもしれません。
ペットを飼うことには”責任が発生する”ということを子どもはもちろんママもしっかり心にとめておくようにしましょう。
しみず
都内の大学を卒業後、青果物業界・金融業界勤務を経て、2010年に男の子を出産しました。現在は、子育ての経験を活かしながらライターをしています。健康オタクで、衣食住はできる...
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