2015.11.28
危険信号!『孤食』だけじゃない、今6つの『こ食』家族が急増中
今あらゆる家庭の食生活の実態が危険だと言われていることを、ご存知でしょうか? よく問題とされているのは、『孤食』ですが、実はこれ以外の『こ食』もあるんです。そして、知らず知らずのうちに私たちが当たり前のようにしてしまっている6つの『こ食』こそが、家庭の食生活をダメにしてしまっている要因なのです。
そこで、食育インストラクターの荒川喜美子先生にこの『こ食』について取材をしてきましたので、その内容をご紹介したいと思います。
こしょくって何?
今『孤食』だけではないと問題視されているようですが、他にはどんな『こ食』があるのでしょうか。また、その『こしょく』の意味は?
心と体の健康を阻害する6つの『こ食』があります。
1「孤食」
一人だけで食べることです。『孤食』が続くと、好き嫌いを注意してくれる人がいないので、好きなものばかり食べる傾向になり、栄養が偏るだけでなく、コミュニケーションの欠如から、社会性、協調性のない人間に育ってしまう恐れがあります。
2「個食」(バラバラ食)
これは、家族それぞれが、自分の好きなものを食べることです。好きなものだけ食べるので栄養が偏り、好き嫌いを増やすことになります。協調性のないわがままな性格になりがちです。
3「固食」
自分の好きな決まったものしか食べないことです。キレやすいわがままな性格になったり、肥満や生活習慣病を引き起こす原因にもなったりします。
4「小(少)食」
いつも食欲がなく、少しの量しか食べないことです。小食が続くと、発育に必要な栄養が足りなくなり、気力も続かず、無気力な子どもになります。
5「粉食」
パン・ピザ・パスタなど粉を使った主食を好んで食べることです。米食と比べるとカロリーも高く、それに合わせたおかずも脂肪などが多くなり、栄養も偏りがちです。
6「濃食」
加工食品など濃い味付けのものを食べることです。塩分、糖分が多く、味覚そのものも鈍ってしまいます。
私たちが、知らず知らずのうちにやってしまっていることが、子どもの成長を妨げになっているかもしれません。当てはまる『こ食』があったら、気をつけて改善していくといいでしょう。
先生から、ママたちへのメッセージ
『こ食』を改善し、防ぐポイントは家族のコミュニケーションです。食卓はただものを食べるだけでなく、団らんを通じて、心を育む場でもあることを再認識しましょう!
大切な家族の幸せを作るためには、家庭の食卓はとても大切です。きちんと情報や知識を取り入れた栄養いっぱいの食事は、家族の笑顔集まる食卓になるでしょう。私たちママは、そういった家族の健康や笑顔を守っていく役目があります。
食事作りを通して家族の健康や笑顔を守るヒーローママになれたらいいですよね!
協力/食育インストラクター荒川喜美子
ヤマムラ ユイ
1987年生まれ 鹿児島出身 鹿児島在住。6歳の男の子、8ヶ月の女の子の2児のママ。調理の専門学校卒業後、”食”に携わる仕事にずっと就いていましたが、子どもを出産して育児をしなが...
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