2016.08.21
気を付けて!子育てに必需品の「ベビーカー」で起こる身近な事故
子育て中のママの多くが、使用しているベビーカー。外出先で子どもが疲れて寝てしまってもずっと抱っこする必要もなく、さらに荷物も乗せられて便利ですよね。しかしそんな便利なベビーカーも、気を付けなければ危険な事故を引き起こしてしまうことも。
そこで今回は、ベビーカーで実際に起こり得る身近な事故をご紹介します。子どもが危険な目に合わないためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
電車のホームはベビーカー事故が多発!
ホームでのベビーカー事故の多くは、電車のドアに挟まってしまったというものです。過去には赤ちゃんを乗せたままベビーカーがドアに挟まり、そのまま電車が動いてしまった事故が何件もあるのです。
実際に怖い思いをしたママたちによると…
先日電車から降りる際、ベビーカーがホームと電車の間にはまってしまい、焦ってる間に上の子が乗ってくるお客さんにぶつかって倒れてしまいました。他の方が助けてくださったので大丈夫でしたが、駅によっては2歳くらいの子なら落ちてしまいそうなくらい電車とホームの間が広いところがあって恐いです。
ホームを歩いている際にベビーカー同士が出会い頭に衝突。その際に片方のベビーカーが線路内に転落し直後に来た通過電車と接触。この影響で電車が1時間ほど不通になった。(幸いにもお子さんはベビーカーから降りて歩いている状態で衝突したので死傷者はいませんでした)
ホームで待つときは、ベビーカーとタイヤが線路と平行になる向きにして、ストッパーを必ずかけるようにしましょう。駆け込み乗車はもちろんNGです。
エスカレーターにベビーカーを乗せるのはNG!
ベビーカーに子どもを乗せたまま、エスカレーターに乗ることはとても危険です。子どもの危険だけでなく、周りの人にも迷惑をかけることもあるのです。
エスカレーターを利用している際、前のベビーカーが子どもを寝かせたまま乗車していたため、降車時につまずき、自分も降りるときに転びそうになって危なかった
出典:パピマミ「事故に繋がる危険性も! 迷惑がられるベビーカーママの行動3つ」
エスカレーターにのっていると、上からベビーカーが転がってきた。死ぬかと思った。赤ちゃん乗ってなくてよかったよぉ、泣きそう
子どもと荷物を抱えて、さらにベビーカーを折りたたんで運ぶのは大変ですよね。そのため「ちょっとならいいか」と子どもを乗せたままのベビーカーをついついエスカレーターに乗せてしまう人も多いはず。ベビーカーが転倒して子どもの大けがや、ドミノ倒しに繋がる危険があることを忘れないでください。
エレベーターなら安全?
エスカレーターは危険だから、ベビーカーを使うときはエレベーターを使うという選択は間違っていませんが、エレベーターでも絶対に安全とは言い切れません。
“ベビーカーでエレベーターから降りようとしたところ(後ろ向きに下りようとした)自分だけ出て、ベビーカーが降りきらないうちにドアが閉まった”といった経験のあるママも!
エスカレーターよりは安全なエレベーターですが、油断は禁物です。エレベーターを利用するときも、ベビーカーが完全に乗り降りするまで周りの人に「開く」ボタンを押しておいてもらうなど、乗り降りをスムーズにするために手伝いをお願いするのも1つの方法です。
荷物のつるし過ぎに注意!
買い物で荷物が多くなるとベビーカーに荷物をつるしている人もよく見かけますよね。しかし、荷物のつるし過ぎには危険もあることを忘れないでください。
ベビーカーのハンドルに、市販のフックを付けて買い物袋などをぶら下げたままで、子供を先にベビーカーから降ろしたときに、ぶらさげていた重みでベビーカーが倒れ、上の子にぶつかってしまいました。幸いケガが無かったので大事にはいたりませんでしたが、何度かベビーカーを倒したこともあり危険を感じました。
ベビーカーに子どもを乗り降りさせるとき以外だけでなく、子どもを乗せたまま転倒することも珍しくありません。荷物をベビーカーにたくさんつるし過ぎない、荷物を先におろしてから子どもをおろすようにするなど気をつけてくださいね。
街の中はその他にも危険がいっぱい!
日頃よく知っている街中も、実は危険がつきもの。ベビーカーは常に自分よりも前を歩いているということを忘れないようにしましょう。
建物(施設)から歩道にでたときに、猛スピードで通行する自転車とぶつかりそうになった
歩いていると感じないほんの少しの段差に、良く引っかかりました。段差が小さければ小さいほど、普段全く気にとめないので引っかかりやすかったです。 前輪が引っかかっても、すぐには止まれないので、つんのめった形で後輪が持ち上がってしまい、よく子どもがマグマグを落としていました。
普段気がつかない段差でも、ベビーカーを押して歩くとよくわかるものです。その他にも歩きたばこや、カバンなどが赤ちゃんに当たる事故も増えています。建物の角では一歩手前でママが先に左右を確認する、子どもの顔の高さの位置を常に気にするなどするようにしましょう。
移動に便利なベビーカーですが、「ちょっとくらいなら大丈夫」という気持ちのゆるみが危険な事故を引き起こすことも…。常に「もしかしたら」と気にかけるようにしましょう。子連れの移動は大変だからこそ、自分で何とかしようと思わずに周りの人にも協力を求めることも、ときには必要かもしれませんね。
参照/
子どもの危険回避研究所「ベビーカーで外出する際の危険」
国土交通省「ベビーカーの安全な使用のために」
建物事故予防ナレッジベース「戸閉時にドアに身体が挟まれる – 挟まれ」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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