夜寝ないのは昼寝が影響していた!?子どもの寝付きを良くするコツ

子どもが夜なかなか寝付いてくれない、毎日のように寝かしつけに時間がかかる…。そんな悩みを抱えるママさん、もしかするとそれはお昼寝が影響しているかもしれません。

お昼寝のタイミングや時間を見直すことで、夜の寝かしつけを楽にすることができるかも!?

1歳～3歳までが大事！理想の睡眠時間『12時間～14時間』を守ってる？

幼児期の子どもの理想的な睡眠時間は12時間～14時間だといわれています。個人差はありますが、大体1歳くらいになると、昼と夜のリズムがつくようになり、夜にぐっすり眠れるようになります。

この1歳～3歳までの時期は、昼間に起きて活動し、夜はぐっすり眠るという体の基本を作る、最も大事なとき。そのためにも、昼間に寝すぎてしまって、夜の就寝時間が遅くなって結果的に睡眠時間が少なくなってしまう…ということは避けたいものですね。

切り上げることが大事！昼間に寝すぎることは、結果的に生活習慣の乱れを招く危険も…！

実は、幼児期の子どもは、お昼寝の時間が長ければ長いほど、夜の就寝時間が遅くなったり、睡眠時間が短くなったりする影響が出るという研究結果が、聖路加国際病院と国立精神・神経医療研究センターによって明らかになっています。

そして、こうした状況が続くと、寝不足や、生活習慣の乱れにつながる恐れもあるのだとか。

では、大体どのくらい昼寝させるのがベストなのでしょうか？

これは個人差があるのですが、昼寝をしっかりしても、夜ぐっすり眠れる子どももいれば、昼寝をしてしまうと、夜眠れなくなってしまう子どももいます。ママがしっかり見極めてあげることが重要です。

夜にしっかり眠れる子どもは、しっかり昼寝をさせてもいいですが、なかなか夜に寝付けないという場合は、昼寝は“昼食後”に“1時間～1時間半”と決めて起こすようにしてみましょう。

それでも寝付けないという場合は、昼寝の時間を30分にするなど、様子を見ながら調節してあげることが大事です。

なかなか寝てくれず、夕方に眠くなってしまうということもあるかもしれませんが、昼寝の時間が遅くなると、夜にも影響してしまうので、そういう場合も30分経ったら起こすなど、調節をしてみてください。

気持ちよさそうにお昼寝をしていると、起こすのもなんだかかわいそうに感じてしまったり、ママもゆっくりできる貴重な時間なので、ついついそのまま寝かせてしまいがちですが、夜の就寝をスムーズにするためにもタイムリミットを決めて起こすのが良さそうです。

これも試してみて！夜の寝つきを良くする方法

お昼寝の時間に気を付ける以外にも、夜の寝付きをスムーズにしてくれるとされる方法があります。試してみる価値アリですよ！

早寝早起きで生活リズムを整える！

規則正しい生活リズムは理想的な睡眠や成長に不可欠なのは言うまでもありませんね。朝は早めに起きて活動開始！　3食きちんと食べて、散歩や公園遊びなどの適度な運動も習慣にしましょう。

“読み聞かせ”など、入眠の儀式を習慣にする

入眠のための儀式を習慣にするのも効果的です。これが終わったらおやすみなさい、という流れを作ることで、子どもの夜の就寝もスムーズになることが多いですよ。

おすすめは“絵本の読み聞かせ”。すでにやっている人が多いかもしれませんが、絵本の読み聞かせには“ママの声を聴くだけでリラックスできる”効果があるんですよ。

ほかにも子守歌、頭・眉間など体の一部をなでる、などもGOOD！

夕方の眠くなる時間をお風呂タイムに！

早寝早起きをして、昼間にたくさん遊ぶと、夕方に眠くなってしまう子どもも多いはず。夕方に昼寝をしてしまうと、せっかくの早寝早起き習慣が崩れてしまいます。

そこで効果的なのは夕食前のお風呂！　一番眠い時間にお風呂に入れば寝落ち防止にも！

子どもの寝付きに悩むママは早速試してみてはいかがですか？　ちなみに我が子は綿棒を使って『耳掃除』をしてあげるとすんなり寝てくれました。掃除といっても、マッサージするようやさしくなでてあげるイメージです。

まずはお昼寝や生活リズムを見直してみて、それからここでご紹介した方法も試してみてくださいね。

PHOTO／Oleg Kozlov／Shutterstock
参照／ ヨミドクター「「幼児の昼寝、長いと夜更かし」を証明…聖路加国際病院など」
イクシル「夜寝つかない3歳児…昼寝はさせないほうがよい？」
「睡眠改善インストラクター監修 幼児期（2歳児、3歳児、4歳児、5歳児）の睡眠の役割」
「年代別・子供の平均睡眠時間の理想」