2016.10.29
ママの口癖で子どもの性格が変わる!ポジティブ言葉のメリットと上手な声かけ法
子どもの言葉にハッとさせられるときがあります。「そんな言葉、どこで覚えたんだろう…。あっ、わたしだ!」なんてことありませんか? 子どもは本当に親をよく見ているし、言葉だってしっかり聞いているんですね。そして、そうした言動をちゃんと自分の中に取り込んでいるんです。
ママがポジティブな言葉を多く発すれば、子どもだって同じようにポジティブな言葉を覚えて、考え方や行動だってポジティブになっていく。つまり、知らず知らずのうちに、親の口癖が子どもの性格形成にも大きな影響を与えているわけです。
だからこそ、つい言ってしまう悪い口癖やネガティブな発言の傾向を、できる限りポジティブな方向にもっていきましょう!
自分がよく言っている口癖を洗い出してみよう!
いい口癖はそのまま。悪い口癖は見直せるように、まずは自分の発言傾向を知ることが大切です。口癖そのものはもちろん、どういうときに、どんなタイミングでその発言をしているかを知っておくといいでしょう。
チェック1:結果だけに着目した発言をしていないか?
例えば、トイトレ中やお片づけの練習など、子どもが新しいことを覚えようとしているとき「もぉ〜なんでできないの?」「また失敗しちゃったの?」なんてセリフ、ついつい口走っていませんか?
子どもからしたら、ママは一番の応援者で、いつでも優しく見守っていて欲しいものですよね。それなのに気持ちが焦ってしまって、結果だけをみてイライラしたり、叱ってしまったりすると、”できない=ダメ”というように、失敗を恐れてチャレンジできない子になってしまう可能性があります。
できなかった結果ではなく、できるように努力している過程に目を向けて、まずは励ます口癖をつけられるといいですよね! うまくいかなくても、できるように努力していることをきちんとほめてもらうことで、もっとがんばろう!という意欲が湧きます。
チェック2:決めつけワードを発していないか?
大人がよく言ってしまいがちな「まったく、◯◯な子ね!」という決めつけワードも要注意です。どこかで子どもに対して諦めや決めつけをしてしまって、「ハァ…。」とため息をついているようなことはないですか?
親が「この子は○○な子だから、しょうがない。」と無意識に接していたら、「自分はここまでしかできないんだ」「やらなくても許してもらえるんだ」と、子ども自身も無意識に(自分の可能性に)ブレーキをかけてしまうことがあるかもしれません。
また、決めつけられたネガティブイメージを自分に抱いたまま成長し、「本当はそうじゃないのに…」「認めてもらいたいのに…」と思い悩んでしまう可能性もあります。
このように、何気ない親の口癖は子どもに大きな影響を与えてしまいかねないからこそ、きちんと見直したいものです。自分がどんな場面でどういった口癖を言ってしまっているのか、旦那さんやお友達など、身近な人に聞いてみるといいかもしれません。
まずは、ポジティブ発言を心がけてみよう!
“子どもは親の思うようにはならない”ということを、しっかりと心に刻んでおきましょう。思いどおりにいくと思うからイライラした物言いになってしまう。まずはその意識改革から! 親子とはいえ、人格はまったく別ものです。
例えば、神経質な親は、大ざっぱな子どもにイライラしますよね? せっかちな親は、マイペースな子どもにモヤモヤしますよね? でも、それはどちらが悪いわけでもありません。“違う人間なんだから、仕方がない”ということを肝に銘じておくことが大切です。
むしろ、なんでもかんでも親の言うとおりになるような『指示待ち人間』になってしまうより、自分なりに考えて行動していける子を育てているんだ!と思って、気長に向き合っていきましょう。
ママ自身が気持ちに余裕を持つことで、自分の発言を見直したり、前向きな声かけの意識を少しずつ持てるようになると思います。意識的にポジティブな発言を繰り返すうちに、自然と良い口癖が身につきますよ!
YUUKI
1988年生まれ、一姫二太郎のママ。大学卒業後、テレビ局勤務を経てフリーランスに。ライターのお仕事のほか、webプラン二ングや商品プロデュースを行っている。健康オタクでもあり...
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