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流産のおそれも…!妊娠を考えるならまず『性病』チェック!

流産のおそれも…!妊娠を考えるならまず『性病』チェック!

待ちに待った妊娠は夫婦にとっても喜ばしいこと。出産までの約10か月、女性はお腹の中の赤ちゃんとともに生活をすることになり、その間ママはもちろんのこと、赤ちゃんのためにも健康には気を付けなければなりません。中にはお腹の赤ちゃんにも影響を及ぼしてしまう病気もあるのです。

そこで今回は、流産の恐れもある『性病』についてご紹介します。妊婦さんはもちろんのこと、妊娠を考えている方もぜひ参考にしてみて下さいね。

『性病』が妊娠に及ぼす影響

性病は主に性行為から感染する病気です。感染病は10種類以上あり、潜伏期間、症状もそれぞれ異なります。中には自覚症状がないものもあり、検査をして初めて病気に気が付く人も。

性病を放置しておくと不妊の原因にもなり、うまく妊娠しても『流産』『死産』『先天性異常』などを引き起こす確率が高くなるため、早めの治療が必要となります。
妊娠前に一度性病検査を受けておくことが理想ですが、妊娠中に性病が分かった場合は、出産までに治療をしておいて下さい。
また検査で陽性だった場合は、パートナーにも検査を受けてもらうようにしましょうね!

母子感染する性病

性病は自分だけでなく、赤ちゃんにも影響を及ぼします。出産時に性病にかかっていると産道で赤ちゃんが性病に感染する可能性があるのです。

●梅毒(潜伏期間は3~4週間ほど)

梅毒は、お腹の中の赤ちゃんに胎盤を通して感染してしまいます。奇形や胎児死亡の発症率が高くなります。妊娠中の感染は治療が可能です。

●淋病(潜伏期間は2~9日ほど)

女性の場合、膿のようなおりものが出ますが、自覚症状が無いことがほとんどです。症状が悪化すると不妊の原因にもなります。また、淋病に感染したまま出産すると、赤ちゃんにまで産道感染してしまいます。淋病は妊婦健診で検査があります。

●クラミジア感染症(潜伏期間は1~3週間ほど)

自覚症状がほとんどありません。クラミジア感染症も出産時の産道感染(3~20%)で、赤ちゃんにも影響を及ぼしてしまいます。赤ちゃんへの結膜炎・肺炎の危険もあるので、妊娠中に治療しておきましょう。

●性器ヘルペスウイルス感染症(潜伏期間は2~10日ほど)

水泡を伴った形のいびつな発疹が、皮膚や陰部にできます。痛みをともなうこともありますが、症状が出ないこともあり知らない間に感染していたということも珍しくありません。

妊娠中の感染は初期であれば胎児奇形になる確率が上がり、後期であれば早産や水痘感染になることがあります。

●尖形コンジローム(潜伏期間は3ヶ月ほど)

性器や肛門周辺に白・ピンク色・褐色・黒色のイボが出来ることが多く、痛みはあまりありません。しかし放置すると将来的に癌になる可能性があるので必ず受診が必要です。妊娠中の感染は、産道での感染を予防するため帝王切開での出産になることもあります。

また、赤ちゃんに感染してしまうと呼吸器乳頭症という喉にイボが出来る病気を発症してしまいます。妊娠中でも治療を行う事が可能です。

●膣カンジダ症(潜伏期間は数日ほど)

カンジダ真菌というカビの一種で、体力低下などのきっかけによって発症します。女性の場合、激しいかゆみやヨーグルト状のおりもなどの症状が現れます。妊娠中の感染頻度は30~40%で、治療により完治します。まれに産道感染を起こすこともあり、赤ちゃんに皮膚炎や口内炎を引き起こします。

早期検査で早期治療!

妊娠後にも妊婦健診で性病の検査は行われますが、少しでも早めに検査して治療しておく方が妊娠時のリスクもグッと下がります。早期に発見できれば、それだけ治療時間も短くて済むのです。

性病検査だけに病院に行くのはちょっと…と思うのであれば、婦人検診などの時に先生に相談してみてはいかがでしょうか? それでも病院に行く時間が無いという人は、自宅でできる『性病検査キット』があるので、試してみるのも良いかもしれません。

性病は自覚症状がないものも多く、気が付きにくい病気です。しかし、将来の出産のために、妊娠前からしっかりと自分の体を調整しておくことが大切。「私は大丈夫」と思うのではなくて、「念のために検査を受けておこう」と思ってください。そして、早期発見、早期治療が大切です。

参考/性病の教科書

mamaPRESS編集部

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mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...

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