2023.11.02
子どもに“グチ”を話すと将来に影響が…!?娘のいるママは特に注意!
周囲の人やパパに対する不満やグチ、つい子どもに漏らしてしまっていませんか?
ママは何気なくグチっただけのつもりかもしれませんが、実は子どもの心に傷を残してしまっているかもしれません。
子どもにママのグチを聞かせることの影響とは?
娘はママのカウンセラーになりやすい!?
参照:写真AC心理カウンセラーの大美賀直子さんの著書『長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか さびしい母とやさしすぎる娘』によると、娘は母親と同性であるがゆえに、母親のグチの聞き役になりやすい傾向にあるとのこと。
毎日のようにグチを聞かされている娘も、本心では嫌だと思いつつもその半面「母親を助けたい」「嫌われたくない」などの思いから葛藤しながらもカウンセラー役を続けているといった状態になっているようです。
グチを言ってスッキリしている母親とは反対に、グチを聞き続ける娘はどんどん苦しくなっているという状態なのです。
母親のグチが子どもにもたらす影響
参照:写真ACママのグチを聞き続けていると、子どもにはどんな影響があるのでしょうか。まず考えられるのが“発想力が貧弱になる”というものです。
親のネガティブな言葉ばかりを聞き続けると、子どもも「自分もうまくいくはずがない」という価値観になってしまい、さまざまなことに挑戦する勇気を持てなくなる可能性があります。
本来、子どもは「チャレンジしたい」という欲求を持っていますが、その一方で「自分には無理かもしれない」という臆病な気持ちもあり、相反するふたつの感情が備わっています。
しかし、親のグチを聞き続けていると、「世の中ってこんなものなんだ」というネガティブな考えが身についてしまい、前向きな方向に考えるような発想力が失われてしまうのです。
また、ママがいつもパパの悪口を言っているような家庭で育った娘は、無意識のうちに「男性なんてこんなもの」「結婚生活なんてこんなもの」という決めつけをしてしまう恐れも・・・。
娘にとってママは、保護者であると同時に、女性としてのモデルでもあります。そのママがグチを言ったり不幸せそうにしていたりすると、結婚生活は女性にとって不幸なものだという思い込みが強くなる可能性があるのです。
さらに、悪口を聞き続けることで他人への不信感や警戒心を必要以上に強めてしまうという弊害があります。しかも、悪いことにこの負の連鎖は親から子ども、孫へと繰り返されてしまうというのです。
ついグチを話してしまったら…?
参照:写真AC頭ではやめようと思っているのに、ついつい口に出してしまいそうになるのがグチ。毎日頑張っているママだからこそ、たまにはグチのひとつも言いたくはなりますよね。
それに、常に明るくポジティブで暗い話題はいっさいナシ、という家庭が必ずしも健全であるとは限りません。大切なのは「まったくネガティブな話題を話さない」のではなく、子どもを自分のストレスのはけ口にしないように気をつける、ということではないでしょうか。
もし、子どもに仕事のグチを話してしまったら、後から仕事のやりがいや楽しさ、社会的な意義なども伝えるようにしましょう。
また、パパのグチを話してしまった場合は、あとからパパのいいところを話すなどフォローすることも大切です。
グチを言うだけに留まらず、そこから気持ちや発想を切り替える姿を見せていけば、子どももママのそんな前向きな行動を見て学ぶことができます。
普段頑張っているママだからこそ、マイナスな気持ちを抱いてしまうことが多いのも当然です。
ストレスが溜まっているなと感じたら、一人の時間をもらって好きなことをしてみたり、おいしいご褒美スイーツを食べたりと適度に発散するようにして、普段からストレスを溜め込まないように過ごしてみてくださいね。
参照/ ダ・ヴィンチニュース「「私は母のグチの壺」長女を苦しめる母親の五大呪文とは?」AllAbout健康・医療「注意!親のグチ・悪口が子どもに与えるこわい影響」
ベネッセ教育情報サイト「親のグチを子どもに聞かせてもいい?」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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