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2016.03.05

子どもに携帯電話を持たせる前に、親子でルールを決めよう!

子どもに携帯電話を持たせる前に、親子でルールを決めよう!

毎年2~3月になると、携帯会社が春に入学する子どもとその親を対象にした新生活キャンペーンを行います。そんな広告を見たり、子どもに欲しいとせがまれ続けたりすると、「我が家もそろそろ子どもに携帯電話を持たせたほうがいいのかな」と悩むママも多いのではないでしょうか?

子どもに携帯電話を持たせることは、便利でいい点もありますが、気を付けないとトラブルを招くこともあります。子どもに携帯電話を買ってあげる際には、親子でしっかりとルールを決めることがとっても大事なんですよ!

子ども向けの機種は大きく4種類!選ぶときは使い方をしっかり考えて

子ども スマホ

最近では、子どもの携帯電話の所有率も高くなってきていて、各携帯電話会社から子ども向けの携帯電話がたくさん発売されています。子どもが使う携帯電話は大きく分けると4種類ありますが、それぞれ特徴が異なりますので、購入する際には買った後のことをよく考えて選ぶ必要があります。

キッズケータイ

特徴:GPS機能があり、電話帳登録や受信も制限できるので、子どもが使うケータイで親にとって最も安全なものと位置づけられています。ただし、子どもの年齢が上がって、いろいろなことがわかると、子ども自身が物足りなさを感じてしまい、別の携帯電話をせがまれてしまう場合も…。
※各携帯電話会社によって、名称が異なります。

一般的なガラケー

特徴:初期設定にフィルタリングをかけたり、電話受信に設定をしたりなどの「子どもを守る」意味での細かい設定が必要ですが、親側の設定が終わったらある程度、安心して使わせることができます。

キッズスマホ(ジュニアスマホ)

特徴:LINEなどのアプリも使えますが、親側でアプリの自動制限や利用時間の制限もできます。GPS機能も搭載。一般的なスマホよりも利用料金が安め。ネガティブワードが入ったり、入れたりした場合は、そのスマホを管理している親側に連絡が入るシステムになっています。
※各携帯電話会社によって、名称が異なります。

一般的なスマホ

特徴:中高生の入学祝いとして、購入する親も多いようです。操作をマスターすれば、自分でアプリも入れることができますが、請求のことも視野に入れて、課金アプリには親も確認が必要です。便利な分、リスクもあるので十分に注意が必要ですね。

緊急のときにはとっても便利!子どもに携帯電話を持たせるメリット

私たちが子どものときは携帯電話がなくても、普通に生活ができていました。でも、今の時代、どうして親たちが子どもに携帯電話を持たせるのでしょうか。それには二つの大きな理由があります。

まず、携帯電話の普及率が上がり、公衆電話の設置が減ってきていることが挙げられます。その影響もあって、“緊急連絡ツール”として、子どもに携帯電話を持たせる必要性を感じる親たちが多くなってきたというわけなのです。携帯電話を持たせると、いつでも連絡が取れるというメリットがあります。

次に、GPS機能がある携帯電話の場合、子どもが親と一緒でないときの位置確認ができ、帰宅などの時間も把握できるというメリットもあります。

一方でリスクもたくさん!“中毒”にならないようにしっかり管理して

携帯電話を使い始める前に、使うことによって生じるリスクも把握することが重要です。友だちとの連絡がショートメールやLINEなどを通じてスムーズにできるという点では、大変便利です。

しかし、時間に制限をかけないといつでもやってしまうという“中毒”になるリスクがあり、学業もおろそかになった子どももいるというケースも珍しくありません。また、ネットを介したコミュニケーションだと、知らぬ間に平気で人を傷つける言動や行為をしてしまうこともあるので、親たちは子どもの携帯電話の使い方やマナーを確認する必要があります。

安全に使うためには使う前に決める『ルール』がとっても大事

子ども スマホ

親が子どもに携帯電話を持たせる場合、まず、いくつかのルールを作ることをオススメします。ルールを決める場合、口約束だと、後で「約束した、していない」という状況になるので、いくつか項目を決めて、紙に書き出します。

  • 夜9時半以降は使わず、リビングの携帯電話置き場を作って置いておくこと
  • インターネットは携帯電話では使わないこと
  • 家族と過ごすとき(ご飯のときや休日遊びに出かけた先などで)は携帯電話を使わないこと

などなど、なるべく細かく取り決めたほうが、あとでトラブルを招きにくいでしょう。また、約束を破った場合、取り上げるか解約という潔い決断も視野に入れておきましょう。子どもはゆるいルールの家庭についてうらやましい発言をする場合もありますが、「自分は自分、人は人」という“ぶれない考え”をしっかり持ち、毅然とした態度で対応しましょう。

この春に携帯電話を持たせる予定のご家庭は、子どもを交えて、「どうして持たせるのか」、「持たせるメリットやリスク」などをきちんと話し合ってから契約をするようにしましょう。また、親がスマホに夢中になっていると、子どもに「やめなさい」などと言っても効果がないので、親も自分たちのスマホの使い方を見直しましょう。

参照/ ネットスター株式会社「子どもスマホあんしん講座」
岡山県 ケータイ・スマホの正しい使い方「ケータイ・スマホの利用について話し合う」
exciteニュース「すぐ使える!子どもにケータイを持たせる前にすべき約束14カ条 」
東京独女スタイル「初めてiPhoneを持つ13歳の息子へ~『スマホ18の約束』が話題!」

たかるみ

たかるみ

中学生の娘と小学生の息子を持つ二児のアラフォーママ。短大卒業後、某メーカー勤務を経て 、結婚。出産後は園や学校の役員委員で「文書を作成する」奥深さを実感し、ライターの仕...

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