2017.07.16
赤ちゃんのSOSを見逃さないで!知っておきたい『熱中症』のサインと対処法
真夏日で蒸し暑い日が増えてきましたが、熱中症対策はちゃんとしていますか? 体温調節機能が未熟な乳幼児は、屋内・屋外にかかわらず、熱中症になる危険性が高く、自分で熱中症だと訴えることもできません。
ママやパパが早めに異変に気づいてあげなければ、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。
こんな様子は要注意!熱中症のサイン
赤ちゃんや小さな子どもが熱中症なると、以下のような様子が見られます。
- 体を触ると熱い
- 暑いにもかかわらず汗をかいていない
- 泣き声が弱々しい、泣かない、元気がない
- フラフラとしている
- 顔色が悪い、赤くほてる、もしくは青ざめる
- 皮膚が乾燥気味に感じる
- おしっこやうんちの量が極端に少ない
- 嘔吐や腹痛を訴える
- ミルクを飲まない
また、幼児の場合には、気分が悪いと自分で訴えることも。このような症状があったら熱中症にかかっている危険性あるので、早急に対応しましょう。
熱中症になってしまったら…!?ママができる対策法
もしも、子どもに熱中症の症状がみられたら、ママは以下の対策を行うようにしましょう。
- 木陰など涼しくて風通しの良い場所へ移動させて横にする
- 衣服をゆるめて風通しを良くし、体温を下げる
- 保冷材をタオルで包んだもの、または濡れタオルで赤ちゃんのおでこやわきの下、首元などを冷やし、体温を下げる
- 塩分や水分を少しずつ与えて回復を待つ
しばらく様子を見てもまだぼーっとしていたりフラフラしているようであれば病院へ、意識がなかったり痙攣を起こしていれば救急車を呼ぶようにしましょう。
熱中症にならないために普段から気を付けておきたいこと
一番いいのは、いうまでもなく熱中症にかからないこと。そのためには暑い時期には次のようなことを心がけましょう。
こまめに水分を補給させる
適度な塩分が含まれた経口補水液やイオン飲料が◎。大人用のスポーツドリンクは糖分が多いので薄めて飲むなどの工夫を。
熱を逃せる服装にする
首もとがゆったりとしているシャツは、熱や汗を逃がしやすいのでおすすめです。また、黒色の服は、太陽の熱を吸収しやすいので白っぽい色を選んだほうがいいでしょう。
気を付けたいのが『帽子』。被りっぱなしにしていると、頭の部分に熱がこもってしまうので、ときどき脱がせて通気するようにしましょう。
直射日光を避ける
日差しが最もキツイ正午3時くらいの時間帯は、外遊びを避けるべきです。なるべく涼しい時間帯を選ぶようにしましょう。また、外遊びをするときは、ちょっと陰になっているような場所など直射日光が当たらない場所を選んで。
クーラーに慣れ過ぎた生活を送らない
普段から運動や遊びをとおして『暑さ』に慣らし、強い体をつくっておくことも実はとても大切です。常に冷房の効いた部屋にいては、暑さに体が順応できずに体温調節ができなくなってしまいます。
もちろん、必要以上に我慢するのはとっても危険ですが、ある程度の暑さには耐えられるようにしておきたいですね。
絶対に車に子どもを置き去りにしない
いうまでもないことですが、車などの熱がこもりやすい場所に、子どもを置き去りにすることは絶対にやめましょう。この時期は、たった15分でも車内の暑さは人体にとって危険なレベルに達します。ちょっとコンビニでものを買うだけだとしても、子どもを連れていくようにしましょう。
大人でも怖い熱中症。赤ちゃんや小さな子どもならなおさら心配ですよね。気付いたら大変なことになっていたということにならないためにも、しっかりと予防や対処法を身につけておきたいですね。
PHOTO/Smolina Marianna/shutterstock
参照/
たかだこどもクリニック「赤ちゃん・子どもの熱中症について」
ヘルスケア大学「子供・赤ちゃんの熱中症対策、気を付けたいポイント」
ヘルスケア大学「熱中症対策に効果的な飲料」
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mamaPRESS編集部
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