2016.11.26
秋の夜長に親子で楽しめる!コミュニケーション力を育むボードゲーム3選(2~3歳向け)
型はめとすごろくが一度にできる『パカパカお馬』HABA(3歳から)
このゲームは4人までプレイでき、3歳から大人までが楽しめるすごろくの入門版です。
すごろくといっても、サイコロは3まで、“振出しに戻る”や“1回休み”などのルールはなく、ごく短い単純なすごろくとしても楽しめます。それだけでなく一人に1枚ずつ、型はめ的なパズルがついており、数とパズルの2個のサイコロをふり、どちらのサイコロに従うかを決めることでゲームが進んでいきます。
すべてのパズルのピースが埋まらないと、いくら早く進んでいてもゴールはできないので、いくら大人が戦略を練って挑んでも、運よく3歳の子どもでも勝つチャンスがあります。
このゲームは、いくら早く進んでも、いくら遅くても最後まで勝負がわからないというゲームの醍醐味があります。また、1から3までの数の概念を楽しみながら学んだり、型はめを楽しんだり、なかなかでなかった最後のピースが遂に出たときに盛り上がったりと、盛りだくさんな内容です。
キラキラでキュート!『雲の上のユニコーン』HABA(3歳から)
3歳から、4人まで楽しめるすごろくゲームです。ユニコーンや、ピンク色のキラキラした宝石などデザインがかわいく、女の子からの人気は絶大です。
このゲームの特徴は、早くゴールしても勝ちではない点。サイコロで出た数だけ宝石をもらったり、他のプレイヤーにあげたりもらったりしながら、全員がゴールしたときに宝石の数が多い人が勝ちとなります。
1から3までの数の概念や、「どうぞ」「ありがとう」といったやり取り、「さっきはパパにあげたから今度はママにあげる」「一番少ない人にあげる」など、コミュニケーションのスキルも学ぶことができるでしょう。
宝石の数を数える際には、ボードを裏返すと、宝石を並べれば勝敗が一目瞭然というしかけもあります。まだたくさんの数を数えられない子どもでも、一番多い人が一番宝石の列が長くなることがわかりますし、もう少し上の子どもなら“どっちがどれだけ多いか”という引き算の基礎への理解も進むかもしれません。
興味のあるゲームはありましたか?
“たかがゲーム、されどゲーム”。どれも楽しいだけでなく、子どもの成長にも意味のあるさまざまな要素が詰まっています。
「すごろくにしては、少し値段が高いかな?」と考える方もいるかもしれませんね。ここでご紹介したボードゲームは、小さい子ども向けということもあり、木が使われていたり、強い紙でできているものが多いです。
ゲーム以外のおままごとや人形ごっこに使う子どももいるようですし、何より家族みんなで長い間楽しめることを考えると、試してみるのもいいかもしれません。
秋の夜長、ときにはテレビを消して、家族みんなでボードゲームを楽しんでみるのはいかがでしょうか。