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2017.09.01

子どもはかわいい…でもイライラする。『密室育児』のママたちの実態

子どもはかわいい…でもイライラする。『密室育児』のママたちの実態

子育て中のママが自宅で赤ちゃんと二人きりの時間を過ごす時間が長く、ストレスや孤独を感じて陥ってしまう『密室育児』

特に、核家族化が進んでいるいまの日本では、夫が働いている日中はほとんど自分一人で育児をしているママも多く、また知らない土地などに引っ越してきて友達がいないといった状況でも陥りやすいとされています。そして最悪の場合には『虐待』へとつながる危険性も…。

ママや子どもに悪影響を及ぼす密室育児から抜け出すには、どうしたらよいのでしょうか?

「もう限界!助けて…」密室育児に悩むママたち

子育て、特に初めての赤ちゃんを育てているときには、少なからず孤独や不安を感じるママは決して少数派というわけではないと思います。

実際に、私も初めての育児は赤ちゃんと二人きりで過ごす長ーい時間に、自分だけ社会から取り残されているような、なんともいえない気持ちを抱きました。

ただ、それが度を越してしまうと、ママにとっては想像以上のストレスになってしまいます。例えば、インターネットには『密室育児』に悩むママたちのこんな声が上がっていました。

朝から晩まで娘と家にこもりっきり。娘はもう幼稚園に入れる年齢なのに、夫の反対により入園できず。ストレスで不眠や胃痛などの体調不良に悩まされれています。
海外で双子育児中です。子どもが1~2歳の頃は子連れでの外出も難しく(車がない)、私たち夫婦の身内は誰もいない状況だったので1年半ほど引きこもっていました。
一日中アパートの狭い暗い部屋で2人きり。朝から晩まで(赤ちゃんから)目が離せない、離乳食・着替え・おむつ替えに格闘、ずーっと怒っているか、ため息ばかりの毎日。本当に孤独で寂しいです。
子どもとずっと2人って本当に辛いんですよね。幸せなこと、と自分に言い聞かせてはみるけど、育児や家事だけで毎日が終わるのが本当に辛い。泣きたくなります。

赤ちゃんはかわいい。でも、毎日朝から晩まで2人っきりで過ごすのは精神的にキツい…。近くに相談できる人がいない場合はなおさら、状況が悪化してしまうおそれがあります。

育児ノイローゼや虐待も…『密室育児』が及ぼす悪影響

密室育児はママや子どもにどんな影響を与えるのでしょうか? まずはママへの影響から考えてみましょう。

社会からの孤立を感じる

子どもと2人きりの閉鎖された環境で育児をしていると、次第に社会から隔離されたような感覚に陥ってしまうことが考えられます。

育児に対する強い不安感を抱く

自分の子どもばかりを見ていて他の子どもたちと比べたりする機会も少ないので、成長や発達の様子を見ても「本当にうちの子は大丈夫なのかしら…」と必要以上に不安を抱えてしまうことも。

育児ノイローゼの可能性

育児が中心の生活になってしまうので、“きちんとした母親にならなくては”と思い詰めてしまい、深刻なノイローゼになる可能性も否定できません。

虐待の危険性

ママの精神状態が限界を超えてしまうと、子どもを虐待してしまうという最悪の事態も起こりえます。

さらに、悪影響はママだけでなく子どもにも。

小さいうちからママ以外の大人や同世代の子どもたちと接する機会をたくさん持つことで、子どもも社会性を学んでいくものです。この機会を失ってしまうと、子ども同士でコミュニケーションを取ることが苦手になってしまうことも考えられるのです。

脱・『密室育児』でストレスからも解放されよう!

子どもと2人っきりの時間も快適に過ごせるママは良いのですが、「心が病んでしまいそう…」というママは一刻も早く密室育児から抜け出す必要があります。具体的にはこんな行動がおすすめ。

まずはママ友をつくるべし!

簡単に言いますが、これがなかなか難しいんですよね。児童館やキッズスペースなどで、同じくらいの年齢の子どもがいるママに、勇気を出して声をかけてみて。近所にママ友がいない場合にも、SNSなどを通じて相談できる居場所を作ってみましょう。

同じ悩みを抱えるママは他にもたくさんいると知るだけでも、心がぐっと軽くなりますよ。

夫ともしっかり話し合う時間を持つ!

週に一度でも良いんです。育児を共有できる時間を意識的につくりましょう。

公園や児童館におでかけしよう!

ママの気晴らしになることはもちろん、思いがけず気の合うママ友ができたり、世代を超えた出会いがあるかも。心強い相談相手が見つかるかもしれませんよ!

息が詰まりそうになってしまう前に、リフレッシュできる方法や場所を探しておくことはとても大切です。児童館や公園以外にも、『子育てひろば』や『支援センター』と呼ばれる“未就学児とママたちが触れ合える場所”もあります。

mamaPRESSでも過去記事でご紹介していますので参考にしてみてくださいね。
密室育児に疲れてない?『子育てひろば』でママも子どもも息抜きしよう!

PHOTO/Karuka/Shutterstock
参照/ カラダノート「密室育児によるストレス…孤独感も虐待の原因になる!赤ちゃんを虐待から守るためには」
親と子どもの社会性獲得に向けた子育て支援の現状と課題

mamaPRESS編集部

mamaPRESS編集部

mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...

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