2016.02.21
夫婦ゲンカを防げるかも!『認知特性』って一体なに?
今も昔も変わらず離婚理由の上位に挙げられる“性格の不一致”。離婚という結果にならなくても、パートナーの性格にイライラしたことは一度くらいあるはず。しかしこれ、性格ではなくお互いの“認知特性”の違いだと考えれば、意外と認め合えるかもしれません。
情報処理の仕方の違い。『認知特性』は自分と異なる人に惹かれる傾向アリ
“認知特性”とは、目や耳などから入った情報を、頭の中で理解、整理、記憶、表現する方法のこと。つまり、見た情報を頭の中で処理するのが得意な人もいれば、読んだ情報や聞いた情報を処理するのが得意な人もいるのです。
この認知特性ですが、自分との違いがあるほど、相手はキラキラと輝いてみえるそう。自分にはない才能を持った相手に惹かれ、結婚を決断する人も多いはずです。
ただ、その後の結婚生活には要注意。お互いの認知特性の違いをよく理解しなければ、夫婦仲を円満に保つことができないかも。例えば、いつも夫との話がかみ合わない、と心当たりがある人は、お互いの認知特性に違いがある可能性が大なのです。
あなたと旦那さんはどのパターン?認知特性の6つのタイプ
見る力、言葉の力、聞く力の大きく3つに分けられる認知特性のパターン。さらに細かく6つのタイプに分けられます。
視覚優位者
見た情報を処理するのが得意。人見知りが強い人や、モノの位置や場所にこだわる人、絵本や図鑑が好きな人に多い。
- 写真のように二次元で考えるタイプ
- 空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプ
言語優位者
読んだ情報を処理するのが得意。質問攻めにする人や、理論的な説明を理解できる人、想像や空想すること、物語を作ることが好きな人に多い。
- 文字や文章を映像化してから考えるタイプ
- 文字や文章を図式化してから考えるタイプ
聴覚優位者
聞いた情報を処理するのが得意。ひとりごとを言ったり、歌ったりすることが好きな人や、擬音語や擬態語をよく使う人に多い。
- 文字や文章を耳から入れる音として情報処理するタイプ
- 音色や音階などの音楽的なイメージを脳に入力するタイプ
出典:にののシステム科学講座「認知特性の違いから話が噛み合わない夫婦〜視覚優位な妻VS言語及び聴覚優位な夫」
これで認めあえる!認知特性が一致しない夫婦の対処法
夫婦間の会話がかみ合わなくても、気持ちが伝わらなくても、お互いの認知特性の違いを知って対処すればうまく乗り切れます。
視覚優位者・言語優位者に伝えたいとき
コミュニケーションをとるには話すことが手っ取り早いですよね。しかし、見た情報を処理するのが得意な視覚優位者や言語優位者には言葉だけでは伝わらないことも。そんなときは雑誌やテレビ、絵などを見せながら、たとえをあげて話すと伝わりやすくなります。
聴覚優位者に伝えたいとき
相手が聴覚優位者であれば、感情論で話すと余計に伝わらなくなってしまうのでNG。いったん自分の気持ちを落ち着かせて、メリットやデメリットにも触れながら話をすると伝わりやすくなりますよ。
夫婦仲に大きく影響するという“認知特性”。しかし、お互いの大きな魅力であることには変わりありません。お互いをより理解し、円満な夫婦関係を続けるためにも、互いを認めあう努力を惜しまないでくださいね。
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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