2017.05.27
痛い?痛くない?仕事中にも手軽にできちゃう”耳もみ”のススメ
“疲れがたまっている”、“肩こり・首こりがつらい”といった体の不調に悩まされている人も多いでしょう。筆者もその一人ですが、有名な整体師さんに“耳もみ”をすすめられたことがあります。
最近は『イヤーエステ』と呼ばれる、耳掃除や耳のツボ押しをしてくれるエステまであるのだとか!
どこか痛い患部があったり、つらい症状があると、その部分を直接もみたくなるものですが、耳もみをすることで、かなり体が楽になることもあるんですよ。
凝っていると“超”痛い耳もみ
自分の耳たぶや耳の端の部分を、とりあえずもんでみてください。あまり気にせずに広範囲に。
いかがですか? 肩や首がこっているときにもみほぐすと、びっくりするくらい痛いです! 筆者は初めてやってもらったとき、「やめて~!」と叫んでしまいそうになるほど痛かったです。
ここをじっくりゆっくりマッサージしていくと、だんだん血行がよくなってきて、体が楽になる感覚があります。
「耳なんかもんだら、誰でも痛いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、調子がいいときには痛くないんですよ(笑)。普段は耳を痛がらない夫が、首や肩が痛いという日にもんでみたら、やっぱりすごく痛かったそうです。
また、痛くなくても、耳が冷たい人や、かたくなっている人は要注意。もしかすると体からのサインかもしれません。
耳にも全身のツボがある
よく、足裏は内臓とつながっていて、“全身のツボが集まっている”といわれますよね。実は同様に、耳にもツボが集まっているといわれています。耳だけで110ものツボがあるという話も!
耳のツボとその効果には諸説あるのですが、一説をご紹介しましょう。
- 眼精疲労などの目の疲れのツボ:耳たぶの少し上のほう(くぼみのすぐ下)近辺。
- 頭痛や肩こり:耳には、舟状窩(しゅうじょうか)、耳をぐるっとかこむようにしてある外側の溝の部分の中央から下寄り近辺。
- ダイエット:耳の真ん中、穴の少し上にある軟骨近辺。
- 便秘:耳の穴の下にある、U字型にくぼんでいるあたりや、耳を上からたどったときに最初にくぼんでいる部分(顔寄り)。
どんな風にもめばいい?
厳密な決まりはありませんが、押す、もむ、こする、などしてツボを刺激するといいでしょう。体によくない部分があるときは、少し押し当てるだけでも痛みを感じると思います。「ここ、痛いな」という部分を負担にならない程度に刺激しましょう。
軽くひっぱる(上下左右に動かす)のもいいですよ。だんだんと体中の血行がよくなっていくのを実感できるのではないでしょうか。
私の場合は、舟状窩の部分を親指と人差し指でつかみ、前後左右に動かしたり、もみほぐしたりすることで、肩こりと頭痛が随分軽減されました。
ただし、耳はデリケートな部分でもあります。無理をして耳を傷めないように気を付けてくださいね! また、両側の耳を同じように刺激するようにしましょう。
そして、妊娠中の人や病気治療中の人は、医師に確認してから行ってください!
気軽にできる!
仕事中や誰かといるときに肩・首・腰などをいじっていると、「いかにも疲れています」という様子に見えてしまいますよね。足裏マッサージも、人前ではなかなかできません…。
でも、耳を軽くもんでいるだけなら、動きが少ないですし、仕事中にこっそりやっていてもあまりばれません。
全身マッサージのように誰かにやってもらう必要がなく、足裏マッサージよりも手軽にやりやすい耳もみ。あまり難しく考えずに、広範囲にもんでみるのもいいでしょう。
少しやるだけでもずいぶん楽になることがあるので、気軽に試してみてくださいね。
PHOTO/Kite_rin/Shutterstock
参照/
WOMEN Online「「顔、疲れてるね」と言われたら“耳もみ”を」
家庭でできるツボ健康療法講座「耳ツボ図解」
ヘルスケア大学「便秘に効く耳のツボ」
フィッテ「運動も食事制限もナシ! 耳もみダイエットでやせる4つの理由」
村山明日香
神奈川県在住。三十路に突入しました。元雑誌編集者で、現在はフリーライター&エディター。やんちゃすぎる2人の子どもたちの育児をしながら、合間に執筆やチェック作業。おカタい...
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