おっぱいが４つもある！？『副乳』っていったい何？？

『副乳』というものをご存知ですか？　通常、人間の乳房、いわゆるおっぱいは左右に１つずつの計２つありますが、脇やおなかのあたりに乳房状のしこりや小さなふくらみができることがあります。

これが『副乳』といわれるもので女性の数パーセントが持っているそうですが、稀に男性にも現れることがあるそう。出来る原因は何？　その対処法は？？　そんな『副乳』の不思議に迫ってみたいと思います！

『副乳』は進化の名残り！？

通常２つのはずの乳房がどうして複数現れるようになるのか、最初にこの謎から解説したいと思います。

まずは猫や犬などの一般的な哺乳類を想像してみてください。複数の乳房がありますよね？　人間も哺乳類の仲間。つまり、副乳は簡単にいうと『進化の名残』と考える事ができるのです。

副乳は人間の胎児の段階で見られても、産まれてくるときにはなくなっている事が多いそう。しかし、稀に残ったまま産まれてくることがあり、これが副乳のある人・ない人の違いというわけです。

普通の状態ではあまり気付かなくても、妊娠などの影響で副乳がふくらみを帯びたり、乳頭にあたる部分が黒ずんできたりすると、『あら、これは何……？』と気づくママも多いようです。また、生理前に痛みを感じて気付くという人もいるようですよ。

副乳を見つけたらどう対処すべき？

自分の体に副乳を見つけた場合、具体的にどう対処したらいいのでしょうか？

基本的には体に害はないものなので、そのままでも良いのですが、腫れたり痛みがある場合には冷却してあげるとかなり和らぎます。清潔なガーゼで保冷剤をくるんで副乳に当てるようにして冷やしましょう。

熱感を伴う場合には『ペパーミント』の精油を使うのが有効です。洗面器一杯の水にペパーミントの精油を垂らして、その水を使っておしぼりを作ります。これを使って冷やすとかなり楽になるでしょう。

ただし、乳頭がないのにしこりがある場合や、異常に大きい場合、授乳期などに副乳の中で乳汁がたまってしまった場合などには病院で診てもらうようにしましょう。安易に自分で判断しないように注意してくださいね。

何とも不思議な『副乳』。初めて目にした時にはちょっとびっくりするかもしれませんが、どうして副乳が存在するのかその理由が分かれば納得ですよね。とはいえ、よっぽどの異常が感じられない場合は、病気などではないので、もし副乳があるという方はあまり心配しすぎないようにしてくださいね！

参照/プレママタウン『わたしのものであってわたしのものでない、おっぱいの神秘と実用のおはなし』の巻
Allabout暮らし『副乳とは？原因と手当ての仕方』