2017.04.15
特徴を知ればもっとおいしい!?インスタントでも満足のデカフェコーヒー4選
カフェインを控えたい妊婦さんや授乳中のママに人気の“デカフェ”コーヒー(カフェインレスコーヒー)。最近では手軽なインスタントコーヒーでもさまざまなデカフェが見られますが、どう選んだらよいのかよくわからないなんて方も多いみたい。
普通のコーヒーからカフェインを90%以上カット
Photo/Syda Productions/shutterstock
『デカフェ』とは英語の“decaffeinated”の略称で、“カフェインを抜いた”という意味です。そのためデカフェコーヒーとは、もとからカフェインを含まないのではなく、通常のコーヒーからカフェインを90%以上カットしたもののことを指します。
同じようにカフェインを除いたコーヒーのことを、『カフェインレスコーヒー』、『カフェインフリーコーヒー』ということもできるので、商品によって表記は異なりますが、意味は同じですよ。
ちなみにヨーロッパで“デカフェ”というと、カフェイン含有量がコーヒー豆中の0.2%以下(インスタントコーヒーは0.3%以下)でなくてはならないという規定があります。それに比べると日本の“デカフェ”はカフェインが10%未満なので、カフェインをまったく含まないというわけではありません。
デカフェには抽出方法が3種類ある!
Photo/Maria Sbytova/shutterstock
スーパーやコーヒー屋さんでもいろいろな種類のデカフェコーヒーを見かけますよね。全部同じなのかと思いきや、“カフェインの取り除き方”が違うんです。
デカフェの主な抽出方法は3種類。それぞれの特徴を見てみましょう!
有機溶媒抽出
有機溶媒に生豆を浸し、カフェインを抽出します。ケミカルメソッドとも呼ばれる科学的手法で、その他の方法と比べると生豆の風味が損なわれやすいといわれています。海外ではメジャーな方法ですが、日本では安全性が問題視されていて、購入することはできません。
水抽出
生豆を水に浸してカフェインを水溶性の成分ごと抽出します。この抽出した水から有機溶剤を使ってカフェインのみを取り除きます。この水からさらに有機溶媒も取り除いてから、残った水溶液を生豆に戻します。最後の工程によって風味は失われにくく、ローコストなのが特徴です。
有機溶媒を使っていますが、直接生豆に使っているわけではないので、日本でも許可されています。
二酸化炭素抽出
液化した二酸化炭素でカフェインのみを抽出をする、比較的新しい方法です。有機溶媒を使っていないのこと、カフェインのみを抽出することから、安全性で、カフェイン以外の栄養素が失われにくいですが、価格は高くなりがちです。
mamaPRESS編集部
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