2019.05.10
これって何かのサイン!?子どもの白髪の原因と対策

『白髪』と言えば一般的には“加齢”に伴って増えてくるもの。でも、それが子どもの頭に見つかってしまうと、ちょっとビックリして不安に感じてしまうママも多いと思います。
子どもの白髪の原因って? もしも見つけたときにはどのように対処すればよいのでしょうか?
考えられる原因は大きく5つ
白髪とは、黒いメラニン色素を作る毛根部の色素細胞がなくなったり、機能が低下したりすることで生えてくるもの。大人が生えるというイメージが強いですが、実は子どもでも生えてくることがあるんです。
子どもの白髪の原因として考えられるのは次の5つです。
遺伝
白髪に大きく関係しているのが “遺伝”。通常は40歳前後になると増え始める白髪ですが、まれに遺伝により若くして白髪が生え始める人もいます。
白髪を見つけても、抜くのは絶対にNG! 成長段階にある子どもの髪を無理に抜いてしまうと、毛穴が変形してうねった髪の毛が生えたり、毛根が傷付くことで弱くて細い毛になってしまうことも…。気になる場合にはハサミで根元から切るようにしましょう。
紫外線
黒いメラニン色素を作る色素細胞に最もダメージを与えるとされているのが“紫外線”。紫外線で色素細胞がダメージを受けるとDNAの損傷を修復できないままその働きが衰え、白髪の原因となることがあります。
紫外線の強い時間帯は外出を控える、外出時には帽子をかぶる、といった習慣を付けるようにしましょう。
病気
白髪が一ヶ所にまとめて生えるような場合、『異常性白斑』という病気の可能性があります。皮膚や髪の毛に色素が行き届かなくなる慢性的な皮膚疾患なので皮膚科を受診してみましょう。
また、『甲状腺機能低下症』という病気も原因になることがあります。一般的には40代以降の女性に起こりやすいとされているのですが、まれに子どもに起こるケースも。倦怠感やむくみが出るのも特徴なので、気になる場合は一度病院で受診しましょう。
他にも、貧血が原因で髪に栄養が行き届かずに白髪になってしまうことも。ビタミンB12や葉酸が足りないと貧血を起こしやすくなってしまうので注意しましょう。
食生活
白髪は、髪をつくるケラチンというタンパク質が不足することでも生えやすくなります。
このケラチンの合成には、髪を黒くする酵素の働きを助ける亜鉛が不可欠。過度なダイエットなどで食事の栄養バランスに偏りがないか気をつけ、毎日たんぱく質、亜鉛はもちろん、各種ビタミンや鉄分が含まれる食材をバランスよく食事に取り入れるようにすれば、貧血対策にも役立ちます。
ストレス
ストレスを感じるのは何も大人だけではありません。
メカニズムははっきり解明されていないものの、ストレスが白髪に繋がる事例は多く、例としてストレスで突然下痢と便秘を繰り返す『過敏性腸症候群』を引き起こすと、色素細胞の働きが衰えて白髪の原因となる場合もあります。
友人関係や学校、家庭内での悩みごとなどストレスの原因を取り除くことで、また黒い髪が生えてくる可能性も高いといいます。子どもの様子を気にかけ、スキンシップの時間を作るなど心がけるようにしましょう。
さまざまな原因によって生じる子どもの白髪。遺伝から一過性なものまでさまざまですが、中には原因に応じてきちんと対処することで、また黒い髪に戻るケースもあります。
一方白髪が病気のサインとなっている場合もあるので、子どもの髪に白髪を見つけた場合は、今回ご紹介した5つの原因をぜひ参考にしてみてくださいね。
PHOTO/Chutima Chaochaiya/shutterstock
参照/
EPARKビューティー「心配な「子供の白髪」…その原因と対策」
exciteニュース「心配な子供の白髪!疑わしい疾患3つ」
ホットペッパービューティーマガジン「子どもや10代の若者だって白髪になる?その原因は?」
ベネッセ教育情報サイト「病気と予防アドバイス 頭髪・頭皮 5歳4ヶ月」
AllAbout Beauty「女性の髪や頭皮を脅かす「紫外線」の恐怖」

mamaPRESS編集部
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