いつも一緒に過ごしていたかわいい我が子も、いずれは親離れします。これも成長として喜ばしいことなのですが、ちょっとだけさみしい気持ちになるママも多いことでしょう。
今回は、子どもが親離れする時期や、そのときの親の接し方など、
子どもの自立のために知っておきたいことをご紹介します。
子どもが親離れするのはいつ?
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子どもが初めて経験する親離れは、『幼稚園や保育園に入園したタイミング』が多いでしょう!入園の時期には、園の前で泣き叫ぶ子どもをよく見かけませんか?お家ではない慣れない場所で、知らない子たちとの集団生活をしなければいけなかったり、それまで一緒にいたママやパパと離れて過ごさなければいけなくなったりしますよね。泣いてしまうのも仕方がありません。
次に親離れするタイミングは、個人差もありますが、
一般的には小学校3~4年生頃から、子どもたちは親離れの準備期間に入ります。これまでは親にべったりだった子どもも友達と遊ぶことが多くなり、「最近一緒に過ごすことが少なくなった」と寂しさを感じるママも少なくないでしょう。
前ほどおしゃべりをしてくれなくなったり、手をつないでくれなくなったりすると、ママとしては寂しいですよね・・・。しかし、この時期は親から精神的に自立するための大切な準備期間です。親離れは成長の証だと考えを変えてみて、寂しいですが、子どもが順調に自立できるように見守りましょう♪
ママも子離れする準備を
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子どもが親離れしはじめる時期は、親も子どもの自立を妨げないように子離れするよう心がけましょう。
例えば、
子ども同士の問題に口出ししないことが挙げられます。子ども同士で喧嘩が起きたとしても「きっと自分で解決できる、大丈夫」と子どもを信用して、干渉しすぎないようにしましょう。また、子どもより先に行動してしまうのもそろそろ止める時期です!自立のためにも、できるだけ自分のことは自分でできるように見守りましょう。
しかし頭では分かっていても、どうしても子どものことが気になってしまうママもいますよね。そのような場合は、育児以外の楽しめる趣味を見つけたり、お仕事を始めたり、お友達と会う時間を作ったりするのがおすすめです!そういった時間を作ることで、子どものことが気になってしまうということが起きにくくなるのではないでしょうか。
この時期は愛情の注ぎ方に変化を!具体的な接し方とは
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子離れといっても、急に
子どもを突き放すような接し方をするわけではありません。子どもに愛情を注ぎながらも、これまでとは接し方を変えてみるのが大切です♪
甘えてくるときは心を満たしてあげる
親離れで自立しはじめたといっても、心も身体もまだまだ子どもです。
ママに甘えたいときだってあります。例えば“学校を休みたがる”、“トラブルを起こすことが増えた”、“情緒が安定していない”といったことが、親に甘えたいというサインになっていることもあります。
そんなときはなるべく突き放さないようにして、子どもの話をしっかり聞いたり、スキンシップを取ったりして子どもの心を十分に満たしてあげることが大切です。 そうすることで子どもは安心できて、スムーズに自立の道へと向かうでしょう♪
子どもに決めさせる、主張をなるべく聞いてあげる
着るお洋服や持って行く荷物など、何でもかんでも親が決めるのはなく、
子ども自身で物事の判断をつけさせる習慣をつけることも大切です!子どもと話すときは「それであなたはどう思う?」「どうしたいの?」という質問を投げかけてみるようにしましょう!
そうすることで、子どもが自分の気持ちを考え、整理することができるとともに、親が信頼してくれているという安心感にもつながります!
また、子どもの主張を頭ごなしに否定せず、認めることも大切になってきます。たとえお友達と喧嘩をしたときでも、子どもの意見を聞き、言い分を聞いてあげるようにしてください。これはあなたが悪い、あれはあの子が悪いと教えるのも大事ですが、喧嘩をしながら子どもは人との関わり方を学んでいきます。何がよくて何が悪かったのか考えさせるのも大切です!
他の子どもと比べない
つい我が子をお友達と比較してしまいませんか? 〇〇ちゃんは成績がいいのに…」といったように
優秀なお友達と我が子を比べるのはやめましょう。
子どもに「みんなこれ持ってるもん!泣」といわれても「うちはうち、よそはよそ!」といいますよね。親が友達と比較するようなことを言うと、一番認めてほしい存在に認めてもらえないことで子どもは劣等感が強くなり、人間関係に支障をきたすことがあります。
子どもの学校生活に興味や関心を持つ
子どもに学校でどのような生活をしているのか質問して、話を聞いてあげることも大切です。
関心を持って聞くことで、子どもは自己主張ができるようになります!
このとき批判などの意見を言いすぎないように注意してくださいね。親が肯定的に受け止めてあげることで、子どもは安心して自立することができます。
口出しせず、見守る姿勢で
親がすぐに口出しすると、子どもは自発的に物事を考えないようになってしまいます。
過保護や過干渉は子どもの自立を妨げますので、口を出したくなったり、先回りしたくなってもぐっと我慢して、一歩下がって見守るようにしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。かわいい我が子もいつかは親離れするときがやってきます。一緒に過ごす時間も減り、ママとしては寂しい気持ちもありますが、子どもの成長にはとっても大事な時期。子どもがうまく自立できるようなサポートをしてあげられるといいですね。
つい過干渉になってしまいがちなママは、子どもの力を信じて見守ってあげましょう!
参照/
Reme「親離れ時期の子どもの心の発達や特徴とは?チャイルドカウンセラーが解説」
Reme「親離れ時期の子どもの接し方!5つのポイントをチャイルドカウンセラーが解説」
まもサーチ「初めての親離れは何歳頃?ママ・パパができることは?」