2019.05.30
子どもの親ばなれはいつから?子どもの自立のための親の心得

いつも一緒に過ごしていたかわい我が子も、いずれは親ばなれします。これも成長として喜ばしいことなのですが、ちょっぴり寂しい持ちになるママも多いことでしょう。
今回は、子どもが親ばなれする時期や、そのときの親の接し方など、子どもの自立のために知っておきたいことをご紹介します。
親ばなれはいつ?
個人差もありますが、一般的には小学校3~4年生頃から、子どもたちは親ばなれの準備期間に入ります。これまでは親にべったりだった子どもも友達と遊ぶことが多くなり、「最近一緒に過ごすことが少なくなった」と寂しさを感じるママも少なくないでしょう。
前ほどおしゃべりをしてくれなくなると、ママとしては寂しいですよね。しかし、この時期は親から精神的に自立するための大切な準備期間。子どもが順調に自立できるよう、見守りましょう。
ママも子ばなれする準備を
子どもが親ばなれしはじめるこの時期、親も子どもの自立を妨げないように子ばなれする心の準備を始めましょう。
たとえば子ども同士の問題に口出ししないこと。子どもを信用して、干渉しすぎないようにしましょう。また、子どものために何でもやってあげるのも、そろそろ止める時期。自立のためにも、できるだけ自分のことは自分でできるように見守りましょう。
しかし、どうしても子どものことが気になってしまうママもいるはず。そのような場合は、子育て以外に夢中になれる趣味を見つけてはいかがでしょうか。これまで専業主婦だったママは、仕事を見つけてみるのもおすすめです。
この時期は愛情の注ぎ方に変化を!具体的な接し方とは
子ばなれといっても、急に突き放すわけではありません。子どもに愛情を注ぎながらも、これまでとは接し方を変えてみましょう。
甘えたいときは十分に満たしてあげて
自立しはじめたといっても、まだまだ子ども。ママに甘えたいときだってあります。たとえば“体調不良で学校を休みたがることが多い”、“トラブルを起こすことが増えた”、“情緒不安定”といったことが甘えたいというサインになっていることもあります。
そんなときはなるべく突き放さないようにして、子どもの話をしっかり聞いたり、スキンシップを取ったりして子どもの心を十分に満たしてあげることが大切です。 そうすることで安心してスムーズに自立の道へと向かうでしょう。
自分で決める練習をさせ、主張を認める
親が決めるのはなく、子ども自身で物事の判断をつけさせる習慣をつけることも大切。子どもと話すときは「それであなたはどう思う?」「どうしたいの?」という質問を投げかけてみるようにしましょう。
そうすることで、子どもが自分の気持ちを整えることができるとともに、親が信頼してくれているという安心感にもつながります。
また、子どもの主張を頭ごなしに否定せず、認めてあげることも大切。たとえお友達とけんかしたときでも、子どもの意見を聞き、言い分を聞いてあげるようにしてください。けんかをしながら子どもは人との関わり方を学んでいるのです。
他の子どもと比較しない
つい我が子をお友達と比較してしまいませんか? 「〇〇ちゃんは成績がいいのに…」といったように優秀なお友達と我が子を比べるのはやめましょう。
親が友達と比較するようなことを言うと、子どもは劣等感が強くなり人間関係に支障をきたすことがあります。
子どもの学校生活に興味や関心を持つ
子どもに学校での生活を質問して、話を聞いてあげることも大切です。関心を持って聞くことで、子どもは自己主張ができるようになります。
このとき批判などの意見を言いすぎないように注意してくださいね。親が肯定的に受け止めることで、子どもは安心して自立できます。
一歩下がって見守る姿勢で
親がすぐに口出しすると、子どもは自発的に物事を考えないようになってしまいます。過保護や過干渉は子どもの自立を妨げますので、口を出したくなってもぐっと我慢して、一歩下がったところから見守るようにしましょう。
かわいい我が子もいつかは親ばなれするときがやってきます。一緒に過ごす時間も減り、ママとしては寂しい気持ちもありますが、子どもがうまく自立できるようなサポートをしてあげられるといいですね。
つい過干渉になってしまいがちなママは、子どもの力を信じて見守ってあげましょう。
TOP Photo/Roman Samborskyi/Shutterstock
参照/
Reme「親離れ時期の子どもの心の発達や特徴とは?チャイルドカウンセラーが解説」
Reme「親離れ時期の子どもの接し方!5つのポイントをチャイルドカウンセラーが解説」
mamaPRESS「将来『自立できる子ども』に育てる方法7つ+子育て4訓」