2015.09.24
マイホーム購入時がチャンス!『生命保険の見直し』ポイント
一世一代のお買い物『マイホーム』。いよいよ購入となったその時、登場するのが『団体信用生命保険』。支払いも住宅ローンと一緒になってしまうため、見落としがちな保険のようですが、きちんと理解して見直せば、家計の節約にもなるんですよ!
『団体信用生命保険』って、なあに?
これは、マイホーム購入で住宅ローンを組む際に加入する保険です。住宅ローンの種類によっては契約の審査条件になっているものもあり、ローン利用者の約95%が加入しているようです。
一般の生命保険と違うのは受取人が金融機関になっているということ。契約者に万が一死亡、または高度障害になった場合、残りの住宅ローンは保険で相殺され以降の住宅ローン支払いが免除されます。
最近では、死亡や高度障害だけではなく、三大疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞)などの一定の条件を満たした場合にもローン免除がうけられる特約も出てきました。
あなたのご家庭の今の保険は適正ですか?
通常、生命保険は万が一の場合があったときに、その後の生活を支えるためのものですが、住宅ローンを借りることにより、これまでの生命保険に『団体信用生命保険(以下、団信)』が加わります。
それによって、必要以上の保障金額になってしまったり、保障の内容が重複してしまうことも。ローンの支払いがはじまる時だからこそ、過剰な生命保険を減らし、その支払い分を返済や貯蓄にまわすことができるのであればありがたいですよね!
それでは、ご家庭の保険内容をチェックするときに気をつけたいポイントをご紹介しましょう。
見落とさないで、チェックポイントはここ!
まず、団信加入以前から継続している保険の「死亡保障金額が適正かどうか」を確認します。
生命保険に加入するとき、今後の『子どもの養育費』、『生活費』、『老後の資金』、『住宅費』を考慮、積算し金額を決定するのが一般的。ですが、今回その一部である住宅費が団信でカバーできるため、今までの金額から少なく見直す必要があります。
代わりに団信でカバーできない『医療保険』の部分の見直しが必要になります。住宅ローン返済中に、万が一のケガや病気で働けなくなってしまっては大変! 大きな病気やケガで長期入院になったときでも、ローンの支払いに耐えられるような保障も必要です。
ただし、逆にいままでの生命保険だけで補償が足りなかった場合、団信が新たにプラスされることにより適正になる場合も! 収入と保障のバランスを見ながらムリ&ムダのない計画を立てるためにも、団信契約と同時に生命保険と医療保険のチェックしてみましょう。
一度、契約されている保険会社やファイナンシャルプランナーさんなどに相談してみるといいですね!
参照/
住宅購入時の生命保険の見直し – マイホームと団信保険の関係
家を買ったときに見直したい保険|保険料を賢く減らす方法とは?
HOMES
新津幸
1979年生まれ山梨県南アルプス市出身。フリーライター&カメラマン。ママ向け雑誌や新聞、自治体の広報紙などで執筆&連載中。地域で子育て広場運営やママたちのチカラをいかした...
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