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甘いものが無性に食べたい…気分が落ち込む…それって『季節性うつ』かも?

甘いものが無性に食べたい…気分が落ち込む…それって『季節性うつ』かも?

段々と肌寒くなって季節の移り変わりを感じる頃。それがたまらなく好きな人もいれば、なぜだか気分が落ち込んでしまうという人もいます。もしかするとそれ、『季節性うつ』かもしれませんよ!


うつ病とは違う『季節性うつ』の特徴

「秋冬って美味しいもの多くて食欲増えるし、食べたら眠いし、寒いから動きたくなくて太るし…。この時期ってなんだか好きになれない」
冬になるとこんな愚痴が女性の口から聞こえてきそうですが、実はこれ『季節性うつ』の兆候かもしれません。

うつ病は心理的なストレスとなる事由をきっかけに発症することが多いですが、『季節性うつ』は正式に「季節性情動障害」といって、一年のある時期に限って、特に原因となるストレスもなく発症します。特に10月から3月にかけて発症する『冬季うつ』は、日照時間が短くなることが原因と言われています。 倦怠感やか過食、過食、気分の落ち込みなどの症状が出るようです。

日照時間が短くなるとメラトニンの分泌が乱れて体内時計が狂ってしまったり、脳の働きや精神を安定させるセロトニンの分泌量が減り、その結果、『季節性うつ』を引き起こしているのではないかと考えられています。


セルフチェックをしてみよう!

「暑いのが好き」「寒いのが嫌い」など季節の好みだと思っていたのが、実は『季節性うつ』である可能性があります。秋冬にだけこんな症状が出ていないか、まずはセルフチェックしてみましょう。

  1. いつもの仕事がうまく処理できない
  2. 集中力が明らかに落ちる
  3. 意味もなく悲しくなって泣いてしまう
  4. 自己否定をする
  5. 普段より睡眠時間が長くなったり、朝起きられない
  6. 一日中、ゴロゴロしていたい
  7. 炭水化物が食べたくなる

『冬季うつ』は特に過眠・過食が代表的な症状だと言われます。寒くて布団から出たくなくて「あと5分だけ…」なんて二度寝してしまうのも症状のひとつかもしれません。


『季節性うつ』の対策方法

対策には2つの方法があります。

【1】光に当たるようにする

ライトを当てたり日光浴をして、光を浴びるようにします。特に朝日を浴びることは体内時計のリセットにもなりますので、季節問わず心掛けたい習慣です。

【2】食事を工夫する

セロトニンはトリプトファンというアミノ酸から作られます。トリプトファンは肉・魚・豆・乳製品などのたんぱく質に多く含まれています。またトリプトファンを体に吸収させるためにビタミンB6が必要と言われ、バナナ・さつまいも・レバー・青魚なども一緒に食べると効果的です。

冬の朝って布団LOVEだし、こたつが恋人ってくらい愛おしいものですよね。「こたつから出たくない~!」程度なら冬の風物詩ですが、日常生活に支障があるならば専門医に相談してみましょう。


今年は『季節性うつ』対策に、たくさんの日光を浴びて過ごしてみましょう。冬でも日焼け対策は忘れないでくださいね!


Photo/SimonaR
参考サイト/
Wikipedia「季節性情動障害」
healthクリック「冬だけ甘いものが欲しくなる—ひょっとして「冬季うつ」?」
ゆうメンタルクリニック 池袋駅・渋谷駅・新宿駅・上野駅0分 心療内科・カウンセリング・精神科「【マンガ】冬季うつ・夏季うつ/季節性感情障害by心療内科・精神科in池袋 第23回」

津田マリリン

津田マリリン

1977年愛知県出身。アプリ開発の経験を活かし、All aboutのiPhoneアプリガイドとして執筆中。ママのためのスマホ&アプリ活用術をお伝えしていきたいです。心理カウンセラーの資格...

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