2017.04.13
「幼稚園行きたくない!」が続いたらどうする?我が家の『幼稚園ボイコット』はこう乗り越えた!
長引いた原因は送り出し方にあった!
我が家の場合、悩みのタネだった“娘の涙作戦”を乗り越えるきっかけは、あるとき先生から「ママの顔が見えなくなると気持ちが切り替わるパターンがほとんどだから割り切って任せてください」と言われたことでした。
確かに、いざママから離れると娘はすっと泣き止むんですよね(笑) これまでを振り返っても、先生が娘の手を取って誘導するふりをしながら私から引き離すように連れていくのが一番涙の時間が短いことに気づきました。
そう、こんなにも幼稚園ボイコットが長引いたのは、私の送り出し方にも原因があったんです。
先生曰く、「ママが帰ってしまえば気持ちを切り替えて遊ぶしかないんです。そうしているうちに遊んでいるのが楽しくなってくる。だからこそ、ママは気持ちを鬼にして、先生に託す気持ちでお願いしてください」とのこと。
そしてようやくこれは心を決めて送り出すぞ!と決意したのです。
そのうち、笑顔で幼稚園へ行くように
娘の場合、その後泣きながらでも幼稚園へ行っている間に少しずつ幼稚園の楽しさに気づき、友だちができたことで自分からすすんで幼稚園へ行くようになりました。
彼女にとって「幼稚園へ行きたい!」と思えるようになった一番の原動力は、自分が泣いているときに支えてくれた年長さんでした。
娘の幼稚園は“異年齢保育”なので、クラスで困っているときに年長さんがいろいろと世話を焼いてくれていたようです。
ただでさえできることが多くてかっこいい年長さんがやさしさと強さも見せてくれた、そんな姿が憧れとなり、自分もかっこいい年長さんになるぞ!という気持ちが克服のスイッチになってくれたようです。
子どもに「行きたくない!」なんて言われると幼稚園でいじめられたのかな? 先生と合わないのかな? なんて、ついいろいろなトラブルを想像しがち。ですが、いらぬ心配をするくらいなら子ども自身や先生に様子を聞くのがママにとってもいいと思います。
一般的には、ママのことが大好きだからママとずっと一緒にいたい、と寂しさから涙が出てしまう子がほとんどのようですが、中には思っていた幼稚園ライフとはちょっと違った、毎日行くのは面倒だ、などその子ひとりひとりにそれぞれの理由があるものです。
もしも嫌がる理由を子ども自身がきちんと話せるようであれば、先生に相談すればきっと解決に向けて力を貸してくれるはずですよ!
私自身、「いつしかママといるよりも幼稚園で遊んでいるほうが楽しい、ママとは帰ってきてから一緒にいれるから幼稚園ではお友だちと遊びたい、と子どもの気持ちが変わってくる。それまではママも大変だけど、どうか周りの子どもと比べずに我が子だけを見てあげて」そんな風に声をかけてくれた園長先生にも感謝感謝の日々でした。
そう思えるまでママは“いってらっしゃい“と“おかえり”を笑顔とハグでしてあげることくらいしかできないかもしれません。ママにとっても忍耐の日々ですが、ママもこどももそうやって成長していくのかもしれませんね!
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PHOTO/Waraporn Chokchaiworarat/Shutterstock
minami
1984年生まれ。新卒で入社した会社で求人広告の書き方を覚え、人に何かを伝えることの楽しさを知りました。退職後は求人関連のコラムを書いていました。今は4歳と1歳の怪獣2匹に囲...
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