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意外と知られていない新事実!『乳がん検診』のやり過ぎはNG!?

意外と知られていない新事実!『乳がん検診』のやり過ぎはNG!?

ここ最近、有名人などががんで命を落とすというニュースが相次ぎ、一般の人のがんに対する関心が一気に高まってきました。中でも女性特有の『乳がん』は、北斗昌さんが罹患と闘病を公表したことがきっかけで、ここ数カ月で検診を受ける女性の数が急増したと言われています。

乳がん検診は触診やマンモグラフィー、超音波検査などを用いて行い、早期発見や死亡率の低下を目的としていますが、実はこれらのメリットの裏にデメリットも潜んでいるという研究結果があるのを知っていますか?

乳がん検診のデメリットって?

乳がんは早期発見ができればその後の5年生存率が9割以上という、非常に治療の効果が表れやすいがんと言えます。このことから、日本では一般的にマンモグラフィーや超音波検査での定期的な健診を推奨しており、頻繁に検診を受けることによって乳がんのリスクを減らせるようなイメージがあります。

しかし、欧米では、これとはまったく異なった研究結果が報告されています。具体的に言うと、頻繁な検診、特にマンモグラフィー検査は、『乳がん検診は死亡率を下げない』『治療の必要のない乳がんも見つけてしまう』という可能性があるというものなんです。

死亡率は変わらない!?

マンモグラフィー検査の目的は乳がんの早期発見ですが、がんには転移するものとそうでないものがあります。マンモグラフィー検査によって、乳がん自体の発見率は2倍に増えたのですが、肝心の転移性のがんの発生数は一定だったというのです。つまり、死亡率そのものに変化はなかったということになります。

それどころか、本来なら特に治療する必要のないがんに対しても抗がん剤治療や手術が行われ、患者の肉体的・精神的苦痛を増加させているというのです。

乳がんの疑いあり!?それ、本当に乳がん?

乳がん検診を受けたところ、乳がんの疑いありと診断されて精密検査を受けたら乳がんじゃなかった…なんていう場合も。これを『偽陽性』といいます。乳がん検診を受けた40代以上の1,000人のうち、本当にがんだった人は2.3人で、偽陽性だったという人は83.5人という研究結果もあるんです。

結局はがんではないので安心…と言いたいところですが、精密検査の内容次第では、針を指して組織を採取する必要もあり、結果を待つ間も気が気じゃないですよね。このようにいらない精神的苦痛を味わうことにもつながるのです。この偽陽性は乳がん検診を受けなければ生じなかったものともいえます。

若いうちは有効性がない?

さらに、検査による放射線を浴び続けることによってかえって健康を損ねてしまったり、万が一がん細胞があった場合には、マンモグラフィーで乳房を圧迫してしまうことによって、がん細胞を拡散させてしまうという可能性があるというのです。

また、マンモグラフィー検査は乳腺が発達している状態の20~30代にはあまり有効性がなく、50~60代の閉経後の女性には効果が実証されているというデータもあります。

私たちは何となく、検診はできるだけ頻繁に受けるもの、と思いがちですよね。もちろん定期的に体の状態をチェックしておくことは健康を維持していく上でとても大事なことですが、メリットだけに注目するのではなく、デメリットにもしっかり目を向けて理解しておくことが大切ということのようですね。

参考/ 日経トレンディネット『乳がん検診論争勃発!?マンモグラフィーって危険なの?』
WOMAN Online『乳がん検診、若い女性には不利益あることも』

mamaPRESS編集部

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mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...

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