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2024.03.27

清涼飲料水の飲みすぎによる危険性とは?『ペットボトル症候群』に注意!

清涼飲料水の飲みすぎによる危険性とは?『ペットボトル症候群』に注意!

冷たいジュースはとっても美味しいですよね!ほどほどにしないといけないと分かっていながらも、子どもにせがまれるまま、ついつい清涼飲料水を与え過ぎていませんか? 実は甘いジュースの飲み過ぎは『ペットボトル症候群』につながる恐れもあるんです・・・!

腹痛や嘔吐、意識障害など重大な健康被害をもたらす『ペットボトル症候群』。ママたちが気をつけるべきポイントをご紹介します!

急性の糖尿病!『ペットボトル症候群』とは?

参照:写真AC

『ペットボトル症候群』とは、ジュースや甘い炭酸飲料、スポーツドリンクなどを大量に飲むことで発症する病気です。医学的には『清涼飲料水ケトーシス』と言います。 清涼飲料水を飲んで糖分を大量に摂取した結果、血液中のブドウ糖やケトン体の数値が高くなり、脱水症状や意識レベルの低下、口の渇き、多尿、倦怠感、腹痛、嘔吐といった症状が現れます。

『ペットボトル症候群』は別名『急性の糖尿病』とも呼ばれ、血液中のブドウ糖が正常より多くなる『2型糖尿病』の人が発症しやすく、10~30代の男性の発症率が高いのだそう。中には、ペットボトル症候群になって糖尿病が発覚したケースもあるそうです。

少なくとも1か月以上にわたり、10パーセント程度の糖分を含む清涼飲料水を毎日1,5L以上飲むと、血糖値が急激に上がるケトーシスというものになり、症状が出てきます。子どもの場合は大人と比べて身体が小さいので、より少ない量で発症する可能性が高いです。注意してあげましょう!

子どものペットボトル症候群も増えている!?

参照:写真AC

糖尿病の男性に多い病気と聞くと、ペットボトル症候群は子どもには関係のないことのように思えますよね。ですが、ここ最近はペットボトル症候群になってしまう子どもが増えており、問題となっているのです。

実は20年ほど前から子どもの2型糖尿病が増加傾向にあるんです。原因は過食、肥満、運動不足、生活習慣の乱れ、ストレスなどがあります。そしてそれに伴い、ペットボトル症候群になる子ども増えてきているのだとか。

また、今は大丈夫でも清涼飲料水を大量に摂取し続けることで、将来的に2型糖尿病につながる恐れもあるので、やはり他人事ではないですよね。

意外と忘れがちですが、スポーツドリンクにも糖分が含まれており、大人でも少し薄めて飲むのが推奨されています。経口補水液を薄めて飲ませてあげると、糖分をとらずに運動中の水分補給に大切な電解質ミネラルを摂取できるのでおすすめです♪

2型糖尿病やペットボトル症候群を予防するには?

参照:写真AC

2型糖尿病やペットボトル症候群を予防するためには、ご家庭での適切な食育が大切になってきます!

おかずを大皿に乗せて好きなだけとれるようにするのではなく、一人分の量をあらかじめ用意しておいたり、子どもが肥満をしている場合には、まず食事量を10%減にすることからはじめて、体重や血糖値の変化を見ながら量を調節していきましょう♪

また医師や栄養士の指導を受けながら食生活を改めるのも大切です。次の項目でも話しますが、食事以外に清涼飲料水との付き合い方も考えておきましょう!

適切な清涼飲料水との付き合い方

参照:Canva

清涼飲料水の飲みすぎによる危険性がわかりましたね!それでは清涼飲料水とどのように付き合っていいのでしょうか?

まず、肥満率の上昇が社会的にも問題となっているアメリカの心臓協会(AHA)からは「1日の添加砂糖は、小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべき」という提言が発表されています。

2歳未満の頃から清涼飲料水を飲むクセがついてしまうと、6歳以降で肥満につながることが多く、小児の2型糖尿病や高血圧を発症するリスクが高まるからです。

3歳以降であっても、清涼飲料水などを飲む量には注意が必要です。美味しくてたくさん飲んでしまいがちですが、私たちが思っている以上に砂糖が含まれています

例えば、果汁30%のオレンジジュースには500mlあたりスティックシュガー8本分もの砂糖が含まれているのだそうです!一般的なスティックシュガーの内容量が、1本あたり3~5gと考えると、かなりの量が含まれていることが分かりますね。

普段から飲む量を意識しておかないと、気がつかないうちに大量に摂取してしまうことになり、肥満や糖尿病、ペットボトル症候群などにつながってしまいます・・・。

アメリカの心臓協会(AHA)によると、2歳~19歳の添加砂糖の平均摂取量は1日80g、これは約小さじ20杯分にあたります。2歳~5歳で53.3g、6歳~11歳78.7g、12歳~19歳は93.9gと年齢が上がるほど摂取量が上昇しているそうです。多くは清涼飲料水(100mLあたりの砂糖含有量は10g前後)から摂取したものでした。

清涼飲料水を飲みすぎないようにするには、ジュースはあくまで嗜好品と考え、水がわりに飲まないよう注意するのがポイント。水分補給のときはもちろん、食事やおやつのときもジュースは避けた方が無難です。

外出をするときには、自販機でジュースを買ってしまわないように水筒を持参してもいいですね!また、ジュースを飲むときはコップに取り分けてあげると、飲みすぎを防ぐことができますよ♪



暑い時期は特にジュースがおいしく感じて、大人でもついつい飲み過ぎてしまいそうになることってありますよね・・・。でもジュースはお楽しみ程度に控えて、熱中症対策などの水分補給はお茶やお水などを積極的に摂るようにしましょうね♪

参照/ 時事メディカル「子どもの2型糖尿病に注意=親子の食習慣で発症を予防」
コトバンク「小児糖尿病」
全国健康保険協会 協会けんぽ「ペットボトル症候群について~夏場の水分補給を上手にしましょう~」
ダイヤモンド・オンライン「子供の砂糖摂取は1日25g以下に 米国心臓協会で厳しい指針」
「ペットボトル症候群」って何ですか?「健康」清涼飲料水Q&A 全国清涼飲料連合会
「ペットボトル症候群」って知っている? 暑くなる季節の前に知っておきたい、2~5歳の子どもに気をつけたい飲み物
mamaPRESS編集部

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mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...

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