2019.07.26
語彙力・集中力にもメリット大!まだ話せない赤ちゃんとの意思疎通術『ベビーサイン』とは?

赤ちゃんがなんで泣いているか、何をしても泣き止まず、困った経験のあるママは多いはず。赤ちゃんが一生懸命泣いて訴えようとしていることが分かれば、もっとスムーズにコミュニケーションがとれてストレスを抱えることもなくなりますよね。
でもその悩み、『ベビーサイン』で解決できるかもしれません! 今回は、「まだ言葉が話せない赤ちゃんの気持ちが分かる」と育児に取り入れる先輩ママも多い、『ベビーサイン』についてご紹介します。
まだ話せない赤ちゃんとの意思疎通が叶う!
ベビーサインとは、簡単な手話やジェスチャーによって赤ちゃんとお話しする手法のこと。赤ちゃんは、まだ言葉を使った意思の疎通ができません。しかし、手や指なら早い時期から自由に動かせるので、ベビーサインを使うことによって赤ちゃんと意思疎通をはかることが叶うのです。
アメリカで1990年代に誕生し、アメリカでは多くの家庭で浸透しているようですが、日本では2000年以降に広まり、各地でベビーサイン教室や講習会も多く開催されています。
??では生後7,8ヶ月くらいから、ベビーサインという手話のようなものを教える家庭が多いです。我が家も上の子が7ヶ月の時から、「Please」「Milk」「Eat」などを教えました。
— はーびぃー??自由すぎるプロ駐在 (@harvey2019_T) 2019年5月6日
赤ちゃんがこのベビーサインを覚えることで、親が赤ちゃんの要求することを理解でき、お互いストレス軽減が期待できます。 pic.twitter.com/ZHsmZMICIZ
ベビーサインを使うメリットといえば、なんといっても赤ちゃんの気持ちが理解しやすくなる点でしょう。これまでは泣くことでしか気持ちを伝えられなかった赤ちゃんが、サインを使って気持ちを伝えてくれるようになるので、親子の絆もより深まります。
娘にちょっとだけベビーサイン(赤ちゃんにも真似しやすい手話)を教えているんだけど、なんと朝食中に、
— いち (@ichimanmaru) 2019年3月19日
「おいしい、おいしい、ありがとう!」ってしたよ。母感動。
そのあと「大好き」も。
嬉しすぎる〜!
ちなみに娘の大好きのサインはぬいぐるみなどを胸の前でギュってハグする仕草。可愛すぎる。
ぱい欲しいとき、手をにぎにぎしながら(ベビーサイン)「ぱい…ぱい…」って悲しげに言う娘ちゃんかわいすぎて
— O93@私がママだ?️ (@o93gohante) 2019年4月1日
卒乳したくない???
SNSでもベビーサインを実践しているママたちの声を覗いてみると、多くのママがベビーサインによって育児をより楽しく、子供への愛情も一層増して感じているよう。
ママにとっては「何で泣いているのか分からない」とストレスを抱えることも少なくなって、毎日笑顔で過ごすことができそうですね。
赤ちゃんの発達にもメリット大!
ベビーサインを使うことによるメリットは、意思疎通だけではありません。
ベビーサインには「おっばい(がほしい)」「もっと」といった欲求サインだけでなく、「痛い」なとの感情サインや「危ない」といった危険を知らせるサインもあるので、見た目では気づけない症状に気づくことができたり、赤ちゃんのケガを防げたりと、健康・安全管理にも役立ちます。
さらに、アメリカの研究ではベビーサインを使った赤ちゃんは語彙が豊富になるという結果も! もちろんベビーサインによって手や指先をたくさん動かすことから、集中力や手先の器用さにも好影響が期待できるようです。
ベビーサインはいつから、どう教える?
ベビーサインを始める適齢期は、6ヶ月~18ヵ月頃といいます。
目安は、赤ちゃんが手や指の動きを充分にコントロールできるようになっていること。6ヶ月ではじめた場合、ベビーサインができるようになるのは2~3ヶ月程度、1歳過ぎてからなら1-2週間程度かかると言われているように、早く教えればそれだけ早く習得できる、というわけではなく個人差もあるようなので、焦らず気長に取り組むのが良さそうです。
全国各地にはベビーサインを教えてくれる教室がたくさんありますが、書籍やDVDなどで学ぶことも可能。
サインにはそれぞれの意味を表す型がありますが、型にとらわれず、自己流になってもOK。
日常生活の中で、赤ちゃんと目線を合わせてサインを取り入れながらたくさん語りかける中で、赤ちゃんが自然とサインを覚え、サインを使ったコミュニケーションを楽しめるようになりますよ。
ちなみに、ベビーサインを実践するママたちの中には、自ら講師となってベビーサインを教える仕事をはじめるママたちも多いのだとか!
ベビーサイン講師として働くには一般社団法人日本ベビーサイン協会の資格を取得する必要がありますが、週1回のみという働き方もでき、主婦の副業としても働きやすいと人気を集めているようです。
ベビーサインの資格については、こちらの記事でも詳しく紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
まだ話せない赤ちゃんとコミュニケーションが取れることで、多くの先輩ママたちに取り入れられているベビーサイン。赤ちゃんの気持ちが分からず育児に悩みを抱えているママはもちろん、育児をもっと楽しみたい!というママは、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
PHOTO/pratan ounpitipong/Shutterstock
参照/
一般社団法人日本ベビーサイン協会「Baby Signsとは?」
一般社団法人日本ベビーサイン協会「よくある質問」

mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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