2013.07.03
シングルマザーの夜のお仕事 いいところ&悪いところ発表
片親でも子どもを立派に守る!その手段としてキャバクラが有効なときも
夫婦の3組に1組が離婚する時代。もっと具体的な数字を追っていくと19歳以下で結婚した夫婦の6割、20~24歳で結婚した夫婦の4割が離婚しています。この数字、とても他人事とは思えません…。
シングルマザーがキャバクラで働くメリット・デメリット
離婚率上位の年齢層のママは、別離後に夜の仕事を選ぶことも多いです。彼女たちは実際どのような生活を送り、どのようにして幸せを切り開いていけばいいのでしょうか。シングルマザーとしてキャバクラ勤務経験のある3人のママにお話を伺いました。
【夜のお仕事のポイント!】
- スキルや学歴がなくても高収入。衣食住には困らない
- 子どもと生活リズムが合わない。預け先探しにも一苦労!
- 目標と期限を明確に決めて!ステップアップで幸せを開拓!!
A子さん(24歳・都内在住)の場合
仕事と子どもとの生活、バランスよくこなすのは難しい! 現役キャバ嬢のA子さん(24歳・都内在住)は現在1歳の息子さんと暮らすシングルマザー。離婚後は子どもを実家に預けながら週4日キャバクラ嬢をして、生計を立てているそう。ナイトワークのメリットを「日払いができるので、明日のごはんを心配しなくていいこと。学歴や社会的スキルがなくても受け入れてくれますし」と話す反面、子どもと生活のリズムが合わないこと、人気職業の一つとはいえ“子どもの母親として”胸を張りにくい等の問題点をあげています。
B子さん(25歳・九州在住)の場合
またB子さん(25歳・九州在住)は、元旦那さんの闇金への借金を返済するためキャバクラ勤めをはじめました。子どもは夜間保育園へ預けています。月5万円で17時から朝の5時まで保育してくれているが、お迎えは子どもが寝ている時間帯になってしまうため、いつも起こしてしまうのがかわいそうだとこぼしました。
それぞれ、いい人を見つけて再婚活動するか、昼の仕事に転職すべきか悩んでいた彼女たち。このような不安を抱えているシングルマザーは少なくありません。それでは、この問題を乗り越え、子どもとママが幸せに生きていくにはどうしたらいいか、成功者と呼べるシングルマザー白井ゆかりさん(28歳)に取材してみました。
「ナイトワークは幸せを掴むためのステップアップにすぎない」
離婚後、シングルマザーとしてキャバクラで2年働き、その後、株式会社Dialiveの社長としてセレクトショップとWEBショップを開業した白井ゆかりさん。キャバクラで働く際の心構えについてお話してくれました。
「夜のお仕事をダラダラ続けるのは個人的には賛成できません。目の前の時給だけでなく、自分が得られるチャンスを掴むためのステップアップと考えてお仕事したほうが親子ともに幸せになれます。それはお店のママを目指すことや、昼職への転職や私みたいに起業を目指すことでもいい。目標があると夜の仕事もやりがいが出ますよ」
ナイトワークは幸せを掴むための過程と捉えていたからこそ、辛い環境でも乗り越えることができたと語る白井さん。白井さんは離婚後すぐにキャバクラで働き始め、半年で起業の夢を実現したいわば成功者。キャバ勤務時代、経営者であるお客さんにノウハウを相談したり、無料で開業相談にのってくれる地域の商工会を利用して実現したといいます。
彼女の言葉は今キャバクラで働いているママはもちろん、これから働くかもしれないママにとっても励みになるのではないでしょうか。
断固たる決意と具体的なイメージが大切
子どもと二人は大変、ではなくこの子を絶対に幸せにするんだ!という“断固たる決意”と“将来どんな仕事に就きたいか”を具体的にイメージすることが大切です。ナイトワークはそのための資格を取得したり人脈を広げたりするための準備期間と考え、“素敵ママ”としてもステップアップしていきたいですよね。
[取材協力]
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(文/大野えりか)