2017.02.07
自分も家族も癒やされる『リフレクソロジー』【ママがとりたい資格 vol.2】
子育てが落ち着いたら、何か手に職をつけたい! 仕事にしていきたい! という人に向けて、ママにおすすめの資格を紹介していくこの企画。第1回目は『アロマテラピー』の仕事についてお伝えしました。第2回目となる今回は、『リフレクソロジー』のお仕事の魅力を紹介します。
『リフレクソロジー』ってなに?
リフレクソロジーとは、『reflex(反射)』と『logy(学問)』を合わせた、『反射学(反射療法=ゾーンセラピー)』のことを意味します。いわゆる『足裏マッサージ』です。一度は体験したことがあるママも多いのではないでしょうか?
足の裏には体全体の臓器や器官の反射区、いわゆるツボがたくさんあり、この部分を刺激することで血液やリンパの流れが改善。人間が本来持っている自然治癒力を高めることができる、というものです。
リフレクソロジーに資格ってあるの?
リフレクソロジーには、国家試験など公的な資格はありません。つまり極論をいえば、特に資格がなくてもリフレクソロジストになれるということ。
とはいえ、反射区の仕組みや各臓器の働きなど専門的な知識、そして実践的な技術を必要とするため、一定レベルの知識と経験は必須です。仕事としていくには、やはり民間の資格を習得しておくことが必要となります。
リフレクソロジーの技術を身につけると、さまざまな場所で働くことができます。リフレクソロジー専門のサロンはもちろん、エステや美容院、旅館やホテルなどでもリフレクソロジーのコースを取り入れているところは多く、最近は高齢者施設などでも需要が多いようですよ。
忙しいママは通信講座も!リフレクソロジーを学ぶ方法3つ
リフレクソロジーを学ぶには、大きく分けて3つの方法があります。
<1>スクールに通う
最もポピュラーな方法は、リフレクソロジーが学べるスクールに通うこと。リフレクソロジーのサロンを経営している会社の多くは、スクールも運営しています。講師から直接教えてもらえるので、確かな知識と技術が身につきます。
すべての講座を終えて筆記と技術の試験をパスすると、晴れてスクールを卒業、資格取得となります。
<2>通信講座で学ぶ
仕事や育児の合間に学びたい人は、通信教育という手があります。近くにスクールがないという人や、小さな子どもがいて通学が難しいママにピッタリです。
<3>サロンに就職し、研修期間に学ぶ
リフレクソロジーの求人内容を見ていると、『未経験も可』というサロンもいくつかあります。この場合は、採用後にまずは研修期間として知識や技術を教わり、そのままサロンで働くという流れです。
はじめからリフレクソロジストとして仕事をしていきたい人は、この方法が最も効率のよい手段でしょう。
家族にも喜ばれる!筆者はこうやって活かしています
昔から、足裏マッサージが大好きだった筆者、いつかは自宅でサロンを開けたら…と思い、リフレクソロジーのスクールに通って資格をとりました。
リフレクソロジーコース(22時間)とハンドマッサージコース(6時間)を受講し、通学期間は約3カ月。かかった費用は、入学金や教材費合わせて8万1,000円(当時)。
テキストを元に、リフレクソロジーの理論から反射区、臓器の働きなどの座学を受け、その後はトリートメントの実践カリキュラムへ。生徒同士でマッサージをしあって技術を高め合います。筆記試験と実技試験を受けて、合格したら卒業という流れでした。
足裏の反射区の場所と働きを覚えるのは大変でしたが、一度覚えてしまえば忘れません。資格をとってから7年が経過していますが、施術の手順や反射区の場所、対応する臓器まで、しっかり覚えていますよ!
店舗を経営している会社のスクールだったので、卒業時には新店舗のスタッフとして面接を受けないかというお話をいただきました。
勤務時間の条件が合わず、結果的にはお断りしましたが、提携しているサロンがある場合は、就職先を紹介してもらえることも多いようですね。
また、仕事として以外にも、家族や子ども、お友だちをマッサージしてあげることができます。
自分でも好きなときにマッサージができるので、たとえば便秘気味のときは胃腸のツボ、目が疲れたなと思ったら目のツボを重点的に刺激すると、症状が緩和されることも。日常生活でもすごく役立つ技術なんですよ。
筆者もよく、夫の足裏をマッサージしてあげています。マッサージ後は、足がポカポカになった、疲れがとれたと、いつも感謝されています!
仕事にも日常生活にも活かせる『リフレクソロジー』。スクールに通うとなると初期投資が必要ではありますが、一生ものの知識と技術が身につきます。興味がある方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
PHOTO/Africa Studio/Shutterstock
参照/
BrushUP学び『リフレクソロジー講座の比較』
日本リフレクソロジスト認定機構「リフレクソロジーとは」
水谷 花楓
東京の出版社で雑誌広告営業を7年間、その後、結婚して大阪に移転、リフレクソロジーの資格取得、受付嬢、社長秘書とやりたかった職種はすべてクリア!現在は、パンダで有名な和...
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