2017.02.08
話題の“オトナな保育園”って!?遊びの経験が学びに変わる!『茶々むさしこすぎ保育園』人気のヒミツ
園内には手づくりの工夫がたくさん!
――普段の園生活はどんな感じでしょうか?
(園長・川上先生)
毎日 の『モーニングトーク』(朝の会)と『イブニングトーク』(帰りの会)ですが、よくあるスタイルは、先生が前に立って、子どもたちが先生のほうを向いて並んで座るというパターンかと思います。うちの園では一つの円になって座っています。そうすると保育士も子どもたちも一人ひとりが全員の顔を見ることができるんです。
(神南先生)
子どもは円になって座るのが難しいように思いますが、繰り返し伝えることで1歳の子どもたちでも少しずつ座れるようになってきました。 誰かがお休みしているときに「今日いないの誰かな」って聞くと、みんなでお友だちの顔を見て「〇〇ちゃん」って。誰がいない、いるっていうのもわかるようになるみたいです。
(園長・川上先生)
『おかえりなさいボード』という、子どもたち全員の写真を撮ってコメントと共にその日の活動を親御さんに紹介するボードを作っています。その日、子どもがどんな風に過ごして、それがどんな学びに結びついたかをお知らせすることができるので、親御さんにとても喜ばれています。
――『おかえりなさいボード』を見せていただきましたが、素晴らしいクオリティですね! あれを毎日作られているとは驚きました! 手づくりのものは園内に他にもたくさんあるんですか?
(園長・川上先生)
今のクリスマスの時期ですと、アドベントカレンダーを制作しました。
▲先生方の手づくりアドベントカレンダー
中にはオーナメントが入っていて、それを毎日子どもたちと一つずつ開けてツリーに飾っています。こういったものも一つひとつぬくもりのある素材で作ることで、私たちの行事を大切に思う気持ちが伝わるといいなと思っています。
保育園というと、“時間の中で預けるだけ”というイメージが強いかもしれませんが、私たちの園では子どもの興味関心と発達に合わせておもちゃや身の回りのものを作って遊びが学びにつながる実践をしています。そんな点は親御さんからとても好評をいただいていますね。
――おもちゃも手作りされているんですか?
(園長・川上先生)
はい、子どもたちの興味関心を発達にからめると、ぴたっとはまって遊びこむ姿が見られます。それが見たくて、どういうおもちゃで遊んでもらうかを考えることに命を燃やしているんですよね(笑)こだわって作ったおもちゃの数々は、茶々の財産にもなっています。
▲保育室も工夫が詰まった手づくりのおもちゃがたくさん!
(神南先生)
たとえば、おもちゃを投げてしまうんだったらと、“投げるおもちゃ”を作ってみたこともあります。「これは投げるおもちゃなんだけど、こっちは投げちゃいけないおもちゃなんだよ」と理由も伝えると納得しますし、そのように遊ぶことで学びにつなげられるんですよ。
(園長・川上先生)
グループの全園で同じ水準を保ちたいので各園からおもちゃを提案して作るという活動もしています。「うちではこれを作りました」と発表して「これはいいね、ほしい!」となったら各園から数名ずつのスタッフが集まって、いくつかのおもちゃを一斉に作るんですよ。
▲絵本は表紙の写真を棚にはって、お片づけの場所をわかりやすく工夫
mamaPRESS編集部
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