「子どもが喜んでくれることが最高のモチベーション」働くママに聞く“仕事と育児、家事を両立するコツ”
働きながら家事や育児をする女性がますます増えてきていますが、「働いてみたいけれど、家事も子育てもしながらだと不安…」と感じてためらっている人や、「実際に働きながら家事と育児をしているけれど、正直しんどい…」と思っている人も多いのではないでしょうか?
今回は、実際に女性としてもママとしても輝いている憧れの働くママにお会いして、ハッピーにやりくりするコツを聞いてきましたのでレポートします。
今回話を聞いたのは、化粧品メーカー『マンダム』で商品PRのお仕事をしている萩原奈津子さん。5歳の男の子と2歳の女の子のママでもあり、現在は9:30~16:30までの時短勤務をしながら家事や育児に勤しんでいます。2児のママでありながら、とっても若々しくキレイでオシャレな方でした。
平日はほとんど『1人親』状態。でも何とかやれているのは主人のおかげ
そんな萩原さんですが、ご自身もご主人もご実家が離れているため、普段から頼れる身内はほかにいないんだそう。また、ご主人は仕事も忙しく帰りも遅いので、平日はほとんど1人で家事や育児をしているそうです。
「ファミリーサポートセンターも何かあったときのために登録していますが、いまだに使ったことはありません。病時保育も、子どもがとてもつらい中、初めて会う保育士さんに預けるのにも抵抗があって、今のところ、主人と私と交代で休みを取って対応するようにしています。」
それでも何とかやっていけるのは、休日にご主人が積極的に家事・育児に参加してくれたり、子どもが風邪を引いたときは多少無理してでもお休みを取ってくれたりするからなんだそう。忙しい中でも夫婦で協力している様子が伺えました。
ご主人が“イクメン”になってくれたのにもワケがある!?
そんなご主人も、子どもが産まれた当初は「子どもと2人で家にいるのは無理かな…」といった子育てに消極的なタイプだったそう。
萩原さんいわく「『接する時間が長ければ長いほど、子どもとの絆が深まる』ということを子どもが産まれたときからすりこんでいったので、現在はお休みの日は積極的に子どもを見てくれたり、出張にも行かせてもらえたりするようになりました。」とのこと。
萩原さんの言葉を素直に受け入れてくれているご主人も素敵ですが、ママがパパを“イクメン”にするには、そういった“すりこみ”をし続けることが大事なんですね!
家事も仕事も効率重視!毎日大忙しの萩原さんの時短術とは…?
そんな萩原さんに1日のスケジュールを聞いてみました。
【一日のスケジュール】
6:00 起床 身支度
7:30 朝食 朝食の片付けなど
8:30 家を出発。子どもたちを保育園へ送ってから出社
9:30 出社
17:00~17:30 会社を出る 時間があれば夕飯の買出し
18:00 子どもたちのお迎え
18:30 帰宅してすぐ夕飯作り
19:00 夕飯~片づけ
お風呂
夜の洗濯
21:00 子どもと一緒に就寝
(0:00 自分の時間をつくる日は子どもが寝てから就寝)
疲れて子どもと一緒に寝てしまうことも多いけれど、起きていたら、21時以降が自分の自由時間。子どもの服のリメイクなど趣味の時間にしているそう。夜そういった時間を過ごしたときは0:00~1:00に就寝して、翌日また6時に起きるそうです。
子どもを産んでから仕事も家事も効率を重視して動いているという萩原さん。家事もなるべく子どもが起きている間に一緒に終わらせてしまうそうです。
ちなみに、30分で夕飯を作り上げる秘訣は、“簡単な常備菜や万能だれは週末に作っておくこと”と、“肉や野菜は常に転用できるものを買っておくこと”だそう。そうすることで、当日はメインだけ作ればいいし、肉や野菜も味付けや調理法を変えて次の日に別メニューで出すことができ、早く作ることができるんだとか。参考になりますね!
現在は上の子と下の子で違う保育園に…気になる保活対策とは?
都内で生活している萩原さん。保活もとっても大変だったそうです。
「友だちからは、子どもが産まれる前からやったほうがいいといわれていたのですが、少し出遅れてしまって、でも区役所に通い詰め、ママ友にも情報を聞いて…とやれるだけやりました。」と萩原さん。
実際、区役所の人も担当によって話す内容が違うので、通い詰めて何人もの担当者と話をするようにしたり、しっかり嘆願書を書いて出したりと、子どもを抱えながらもできることはすべてやったといいます。
それでも1人目の子のときは、認可保育園には決まらなかったので、最初の3ヶ月間は無認可保育園に通わせてポイントを稼ぎ、何とか2歳から今の保育園に入れるようになったとのこと。でも2人目の子を保育園に入れるときは、上の子の園の対象年齢に満たなかったため、別の園を探し、現在はなんと2園に送り迎えをしているそうです。
子どもに仕事のことを褒められることが最高のモチベーションに
毎日大忙しの萩原さん。大変な保活もくぐり抜けてまで働きつづける、そのモチベーションを保つ秘訣は何なのでしょうか?
「私自身が物事を突き詰めて考えるタイプなので、家のことと仕事とどちらか1つを選んでしまうと、行き詰ったときに気持ちが折れてしまいそうで、仕事を続けることを選んだのですが、実際に、今もどちらかがうまくいかないときは、もう片方をがんばることでリフレッシュになっていて、良いバランスを保っています」
また、一番のモチベーションはやはり“子ども”なのだそう。
「PRの仕事をして、色んな媒体に出るようになって、息子が喜んでくれるのが一番のモチベーションになります。最近では、高校生向けにセミナーの講師をすることもあって、そういう話を息子にすると『ママ、お兄ちゃんたちの先生なの!? すごーい!』と喜んでくれて、保育園でも自慢してくれるみたいで、そういう話を聞くと、やっててよかったな…と思えます。」
子どもはママが仕事をがんばっている姿をちゃんと見ているものなのですね。子どもにとって自慢のママでいられることが何よりがんばろうと思えるポイントなのかも。
家事育児の配分は働いていてもそうでなくても同じ
忙しいけれど、充実していて輝いていらっしゃる萩原さん。今後の夢や目標についても聞いてみました。
「このようなPRというお仕事を通してインタビューなどに出させていただく機会も多いので、同じように仕事をしたいけれど、子どもが欲しい後輩たちに『諦めなければ仕事も家事も育児も楽しくできるんだよ』ということを示してあげたいです。そういった、ママでも働きやすい制度や環境をつくっていけたらいいなと思います。」
最後に、萩原さんからmamaPRESS読者へメッセージもいただきました。
「育児休暇~復帰を2回経験しましたが、家事の配分は働いていてもそうでなくても、そんなに変わりません。もし、働くことをためらっている人がいたら、気にしなくても何とかやりくりできるものだよと伝えたいです。」
働きながらも家事に育児に奮闘する萩原さん。見た目はとっても美しいのに、お話すると、さわやかでサバサバとしていて、とても好感の持てる方でした。
ご主人への頼り方や家事の時短術、働くことへの考え方など、とても参考になりましたね。ぜひ、マネできるところから始めてみてはいかがでしょうか?
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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