2015.02.26
ママ世代は他人事じゃない!毎年増加傾向『子宮内膜症』って?
20代~40代までの女性は要注意!
生理痛がひどい場合だけでなく
無症状のまま進行している場合も…
松浦亜弥さん、安田美沙子さんなど子宮内膜症である事をカミングアウトしている芸能人が増えています。患者数は年々増加し、10人に1人は子宮内膜症であると言われているほど。
閉経を迎えるまでは、子宮内膜症を発症する可能性があります。生理痛が酷い人や、気になる症状がある場合には、早めに受診しておくのがおすすめです。
★その痛みは子宮内膜症が原因かも!?
★検査に痛みはなし! 定期的な検査をすすんで受けて
★治療は医師と相談しながら 初期の場合には、経過観察
子宮内膜症の症状は生理痛だけじゃないので注意!
子宮内膜症とは、子宮の中にあるべき内膜が子宮以外の場所に発生してしまう病気です。本来、月経のたびに体外へ排出されるはずの内膜が、他の場所に蓄積されてしまい、様々な症状を引き起こします。
症状は月経中に限らず、病変の場所によっては普段も痛みを感じることもあります。
症状の一例は下記。
・生理痛
・レバー状の経血
・排便痛
・性交痛
・腰痛
定期的な検査を受けるのが安心!
自主的に受けましょう
ただの生理痛だからと、毎月薬を飲んでいる人も多いですね。気になる症状がある場合には、早めに検査を受ける事が大切です。
子宮内膜症の種類によっては、無症状のまま進行してしまう事もありますので、定期的に受診しましょう。
検査は痛みを感じるようなものはありませんので、リラックスして受けましょう。
・問診
・血液検査
・超音波検査(エコー)
・MRI検査及びMRI検査
受診する際には、生理についての記録や痛みについてのメモを持参するとスムーズです。普段から、気づいた点は記録しておくようにしておくと良いでしょう。
治療方針は相談! 掛かりつけ医を見つけて
子宮内膜症と診断されたら、手術が必要なの?と思ってしまうかもしれません。しかし、必ずしも手術が必要であるとは限りません。
生活に支障のない程度の痛みであり、大きな病変が見つからない限りは手術をすすめられることはなく、経過観察を行うのが一般的なようです。
生理痛には鎮痛剤の他にも、ピルなどを用いて治療していくこともあります。経過観察を行う際には、信頼できる掛かりつけの医師を見つけておくのがおすすめです。
女性に生まれた以上は、子宮内膜症以外にも婦人科とは切っても切れない関係と言えます。
出産以外にも、子宮がん検診や生理についてなど、何でも相談する事が出来る病院があるのが理想ですね。
20代から40代の女性に多い子宮内膜症ですが、筆者も子宮内膜症を患う1人です。10代の頃に発見し、経過観察の受診を怠った為に、手術が必要になりました。
きちんと経過観察をし、適切な治療を受ける大切さを実感しています。段々酷くなる生理痛や、気になる症状があれば、早めの受診をしてくださいね。
文/浜野夢子
参照/
Women’s Health「子宮内膜症」