2023.12.27
育児経験を活かせる仕事『放課後児童支援員』の資格について解説!
小学生のお子様がいる共働き家庭の場合、学校が終わった後に『学童保育』を利用することが必須になってくるのではないでしょうか。以前は学童保育で働くのに資格は不必要でしたが、2015年に学童保育を指導する専門資格が新設されました。
そこで今回は比較的新しく、学童保育で働くために取得しておきたい『放課後児童支援員』の資格についてご紹介します!社会復帰のために何か資格を取りたいと考えている方の参考になれば幸いです♪
『放課後児童支援員』ってなに?
参照:Canva学童保育では子どもたちが放課後に、安全に過ごせるよう見守る指導員が配置されています。
学童保育での仕事はなにかというと、子どもの活動や体調面を見守ったり、一緒に遊んだり宿題をサポートしたりとさまざまあります。ただ、これまでは指導員として働くにあたって必要とされる専門資格は存在していませんでした。
しかし、育った環境や年齢の異なるさまざまな子どもたちを預かる学童保育においても専門的な知識や技術の必要性が求められるようになりました。そのため2015年度からは、学童保育指導の専門資格として『放課後児童支援員』が新設されました。現在では、各学童保育に2名以上の有資格者を配置することが義務化されるようになっています。
現在も有資格者以外の方が指導員として働くことは可能で、仕事の中身が変わったりするわけではないのですが、資格を取得している人の方が学童保育施設への就職が有利とされています。
『放課後児童支援員』になるには?
参照:Canva放課後児童支援員の資格を取得するには、厚生労働省が示すガイドラインの9つの条件のうち、いずれかに当てはまっている必要があります。
主な条件としては、以下のものがあります。
・保育士や社会福祉士の有資格者
・教員免許を持っている者
・大学で社会福祉学・心理学・教育学等の課程を修めて卒業した者
・学童保育などの類似事業に2年以上従事した者
などが挙げられます。
いずれかの条件を満たしていれば、地方公共団体が開催する『放課後児童支援員都道府県認定資格研修』を受講することで資格取得が可能です。
研修のカリキュラムは計24時間(1科目90分)の受講が必要で、6分野・16科目で構成されています。1回の研修は4~8日間程度で、受講期間は2~3ヶ月以内となっております。また、保育士や社会福祉士などの資格を持っている方は、一部の研修科目が免除されますよ。
資格を取得するにはこの研修を受ける必要がありますが、大学生のころに心理学や社会福祉学の学部で学んでいたというママや、教員免許を取得したというママなら、すぐにでも『放課後児童支援員』になれるチャンスあり!というわけなんですね♪
どこで働くの?
参照:写真AC放課後児童支援員のおもな勤務先は放課後児童クラブで、公立公営・公立民営・民立民営の3つに分類されています。
公立公営の放課後児童クラブ
お住まいの地域の自治体によって設置・運営されているのが公立公営の放課後児童クラブで、全体の約3割を占めています。
小学校や児童館の中に設置されていることが多く、利用料も月6,000円程度とお財布に優しい安価なのが特徴です。
公立民営の放課後児童クラブ
自治体が設置していますが、運営は外部に委託している放課後児童クラブの事を指します。最もメジャーな運営形態で、全体の約半数を占めています。委託先は社会福祉法人、保護者会などの運営委員会、株式会社、NPO法人の順で多くなっています。
開設場所や利用料は公立公営の児童クラブと変わりませんが、雇用形態や雇用条件は勤務先によって変わりますので、よく確認してから応募しましょう。
民立民営の放課後児童クラブ
民間団体によって設置・運営されている放課後児童クラブで、全体の約2割を占めています。
ビルの一角を借りて開設されることが多く、利用料は月数万円とほかの場所に比べて値段が高くなりますが、その分預かり時間が長かったり、送迎や学校休業日に食事を用意してくれたりする施設もあります。
どれくらい稼げる?お小遣い稼ぎとして大人気
参照:Canva放課後児童支援員ってどれくらい稼げるの?と思いますよね。学童保育の雇用形態は、パート・アルバイト、臨時職員、正規職員などさまざまあります。パートやアルバイトが中心の施設も多いため、主婦に人気のある職業となっています。
パート・アルバイトの場合は時給が800~1,000円前後で月給は5~7万円、たくさん稼げて10万円程度です。正規職員は地域差もありますが、月収の平均は19万円ほどのようです。
持っている資格や経験・能力によってお給料がupするなど優遇されることも多く、資格保有者であれば正社員として採用されるチャンスもあります!
最後までご覧いただきありがとうございました!学童保育は待機児童の問題があるほどニーズが高まる場所であるため、『放課後児童支援員』の資格を持っていれば、今後より一層必要とされるであろう将来性の高い仕事です。
給料は決して高いとはいえませんが育児の経験を活かして、子どもに手がかからなくなってからも長く続けられる仕事を探したい人におすすめです!
参照/ 学童保育.com「放課後児童支援員になる方法」就活の未来「【学童保育指導員に必要な資格とは】詳しい仕事内容から取得すべき資格までを大公開!」
株式会社明日香「放課後児童支援員になるには?資格の取り方や仕事内容について解説」
キャリアパーク!就活「学童保育指導員の仕事内容と気になる給料の平均額」
保育士くらぶ「学童保育士(学童保育指導員)とは?給料や年収、仕事内容、必要な資格を解説!」
ジョブメドレー「【2023年最新】放課後児童支援員とは? 資格の取り方、仕事内容、勤務先、給料について解説」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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