2017.04.15
シングルマザーの現実と、キャバクラで働く前に注意すべきこと
“3組に1組の夫婦が離婚する”とされている現在。子どもを女手一つで育てているママも多いですよね。それにあわせて経済的な苦しさから“キャバクラ”で働くママも増えているようです。
そこで今回は、シングルマザーの現実、そしてキャバクラに勤務していた経験のある筆者が、キャバクラで働くことのメリットやデメリットをお伝えします。
家庭のためにがんばっているけれど、生活が苦しいママは6割
日本労働研究機構がおこなった『母子世帯の母への就業支援に関する調査』によると、母子世帯である母親の9割は働いてはいるものの、6割近くが「暮らしが苦しいと感じている」と回答しています。
その理由の1つに、子育てなど家庭のことをすべて1人でやらねばならないこともあり、時間の制約があることが挙げられます。そのため、正社員・正規職員で働けているママは42.5%で、不安定雇用の状態にある人が多数を占めているのです。
生活のために、キャバクラを選ぶママたち
Photo by seniorplanning
しかし、不安定雇用では収入が安定しません。厚生労働省がおこなった『全国母子世帯等調査』(平成23年)によると、母子家庭の年間収入は“100万~200万円未満”が38.7%で最も多く、“200万〜300万円未満”が21.2%、“100万円未満”が22.9%となっています。
子どもがいる一般世帯の平均収入は658万円(平成23年国民生活基礎調査より)なので、多くの母子家庭はその4割以下の収入しかなく、充分な生活費を確保するのが難しいことが分かります。
そのため、短時間で高収入を得られるキャバクラなど、夜のお仕事を選ぶシングルマザーは多いのです。
キャバクラで働くメリットは?
では、シングルマザーにとってどんなメリットがあるのでしょうか? 実際にキャバクラ勤務の経験がある筆者が感じたメリットはこんな点です。
(1)働く時間が調整しやすい
キャバクラと一言でいっても、朝キャバ・昼キャバ・夜キャバと勤務形態がいくつか存在します。
また、勤務時間も女性側の都合を聞いてくれるところが多く、休みも自由に取れます。その代わり、急な欠勤や遅刻をすると、罰金をとったりするところもあるのが現実です。
(2)給料が高い
時給800~1,000円程度のアルバイトでは、1日休んだだけでも生活に大きく響いてきます。
それに比べて、キャバクラは地域にもよりますが朝や昼キャバの時給は1,500円程度、夜だと2,500円程度といわれており、ほかの一般的なアルバイトよりも高い給料が手に入ります。
そのため、たとえ1日休んだとしても他の日に延長などをして補填しやすいのも魅力の1つといえるでしょう。
(3)すぐに働き始められる
働くにあたって、学歴や職歴、特別な資格が必要ありません。お店によっては、その日からすぐに働き始めることができるため、今すぐにある程度のお金を稼ぎたいという場合にはメリットがあります。
mamaPRESS編集部
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