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仕事

2015.10.03

約5割が「育児や子育ては仕事の障害になる」と思っていると判明!両立が難しい現実

約5割が「育児や子育ては仕事の障害になる」と思っていると判明!両立が難しい現実

前回は働く女性のホンネ調査についてワークスタイル&お金のはなしをご紹介しましたが、今回は働く女性のホンネ第2弾!
今回も20歳~59歳の就業女性2,000名を対象にジブラルタ生命が調査した集計結果と一緒に、女性であるからこその職場で感じる障害やストレスなどについてご紹介します。


まだまだ日本には多い?!ジェンダーハラスメント

今はどの職場でも働く女性の割合はとても多くなりましたよね。しかしまだ職場には男女差別や、女性らしさを求められるなどの風潮もあるのが現実で、働く女性の64.4%、つまり約4人に3人がなんらかの「ジェンダーハラスメント」を受けたと感じているようです。

「ジェンダーハラスメント」とは女性が家庭を守るべき、家庭を養うのは男性の仕事などの意識のことをいいます。

■職場で感じたジェンダーハラスメント(上位5位までを抜粋)

  1. 雑用(コピー取りやお茶くみ等)を任されやすい:25.6%
  2. 女性管理職が少ない:25.5%
  3. 男性の方が昇給や昇任が早い:25.5%
  4. 結婚や出産を理由に降格等のマイナス評価がつく:18.9%
  5. 男性の方が初任給(給与)が高い:17.8%

雇用体系別では「正規雇用」の「会社員」が特に多く感じているので、民間企業ではまだ悪しき職場環境や風土が残っているということなのかもしれませんね。


働く女性が障害と感じているものとは

ジェンダーハラスメントに悩みながらも、仕事へのやりがいや、経済的な理由などから、働き続けることを選んでいる女性もたくさんいます。ですが働き続けることを希望した場合、どういったことが障害になると感じているのでしょうか。

■働き続けたいと思った時に障害になると思うこと(上位5位までを抜粋)

  1. 育児や子育て:46.2%
  2. 自身の健康・体力の衰え:35.4%
  3. 介護や看護:34.9%
  4. 残業などの過重労働:26.9%
  5. 有給・育休などが柔軟に取れない環境:26.8%

こちらの数字は0歳から社会人の子どもを持つ女性が答えた平均値なので、一番多い回答は子どもの年齢によって異なりますが、0歳~未就学児の子どもを持つ女性の1位は「育児や子育て」で約8割に人がそう感じています。

また2位になった理由は5位までにはランクインしていない「保育所・託児サービスなどの保育サービスの不足」となっていることもあり、子どもが小さいほど、子ども自体に関することに障害を感じているようです。

それ以外でも残業や、休みが取りにくいなど、やはり会社・家庭・地域などすべての環境が整っていないと子育てをしながら働き続けるということは難しいということのようですね。


本音をさらけだしてストレスを発散できる場所とは

働く女性は仕事と家庭を両立するために頑張っていますが、頑張っているからこそストレスは溜まりますよね。
やはり女性の一番のストレス発散方法と言えば「本音をさらけ出して話す」ことだと思いますが、実際にはどのような相手に安心してストレスを発散しているのでしょうか?

■仕事の悩みやグチなどを安心してさらせる相手(上位5位まで抜粋)

  1. 女友達 40.4%(配偶者あり42.6%/配偶者なし38.9%)
  2. パートナー(夫・彼氏) 35.2%(配偶者あり59.1%/配偶者なし19.6%)
  3. 親 27.8%(配偶者あり23.4%/配偶者なし30.6%)
  4. 職場の同僚 14.1%(配偶者あり16.4%/配偶者なし12.6%)
  5. 子ども 6.5%(配偶者あり11.7%/配偶者なし3.1%)

もっとも多いのは女友達ですが、既婚者に限っては約6割の人がパートナーと答えています。やっぱり不満に感じることが多いのもパートナーですが、実は一番頼りにしているという証拠かもしれませんね。


ズバリ!上司に言ったらスッキリできるのはこの一言

ちなみに会社でのストレスは、上司との関係でも大きく左右されます。確かに女性が働くことに理解のある上司や、何でも相談できる上司であればいいのですが、実際には6割以上の女性が上司とは本音で付き合えていないと感じているようです。

そこでこちらではそんな上司に「言えるものなら言ってやりたいセリフ」も聞いてみました!

■上司に言えたらスッキリするセリフはなに?(上位3位を抜粋)

  1. 待遇(給与・休み等)を改善してください! 21.8%
  2. 指示が矛盾しています! 19.9%
  3. 家庭(プライベート)のほうが大事です! 18.2%

以下、「あなたがやってください」とか、「それはセクハラです」などもありますが、本当にこんなこと言えちゃったらどんなにスッキリすることか!ですね(笑)。


まったくストレスを感じないで働ける職場なんてそうそうないと思いますが、家庭・会社・社会様々な環境が整わないと、仕事と家庭を両立しながら働く女性のストレスは減りそうにありません。
一日も早くそういった環境が整い、みんなが働く女性の気持ちを理解してくれる社会になることを願いたいですね。


参照/調査協力会社:ネットエイジア株式会社「ジブラルタ生命調べ」

mamaPRESS編集部

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