2016.02.02
正社員とパートで1億円以上の差?『生涯賃金』を比較してみた!
結婚や出産をしても、仕事を続ける女性が増えています。しかし独身時代とは違い、女性は結婚や出産を機に、働き方も変わってきますよね。今まで通り正社員を選択する人、契約社員になる人、あるいは一度仕事をやめて自分のライフスタイルにあったパートを選択する人…さまざまです。もちろん仕事の雇用形態によって、もらえる賃金は異なります。
そこで今回は、正社員、契約社員、パートでそれぞれ仕事をした場合の生涯賃金についてご紹介します!
定年まで正社員で働いた場合
女性が結婚してもそのまま正社員で仕事を続けることは、今では珍しくありませんよね。正社員であれば産休、育休も取得することができるので、育休が明けて仕事に復帰するという人も少なくはないのです。大学卒業から定年まで正社員で働いた場合、年収が350万円として、約1億5,000万円以上の収入が得られる計算になります。(育休、産休を取得し、退職金も含んだ金額)
正社員のメリット
- 安定した収入がある。
- 産休や育休期間でも、収入がある。
- 働いている期間の収入が多いため、年金額も多い
正社員のデメリット
- 部署の異動や残業のリスクがある。
- 身体的、心身的に負担が大きくなりやすい。
正社員で仕事を続けると、かなりの収入が期待できそうです。ただし、女性が定年まで仕事をするには、それなりの覚悟が必要になることも忘れないでください。
出産後契約社員で働いた場合
結婚や、出産を機会に会社を退職する人もいるはずです。育児が少し落ち着いてから再就職する人も多いのでは? 正社員は無理でも、フルタイムで契約社員として働く女性も増えています。出産などで一度退職して、復職するまでに少しブランクはあるかもしれませんが、定年まで仕事を続けた場合、年収が250万円として約1億円以上の収入が得られる計算になります。(正社員で働いていた賃金も含み、退職金も含む)
契約社員のメリット
- 正社員に比べると、労働時間に余裕がある。
- 子育てや趣味などの時間を作ることができる。
- 契約雇用のため、社内の人間関係のトラブルなどに悩まされることが少ない。
契約社員のデメリット
- 仕事の幅が限定されやすく、高い収入を得にくい。
- 収入が安定しにくい。(交通費も一定額しか出ないなど。)
仕事と家庭を両立させたいという人には、正社員を選択するより契約社員を選ぶほうがメリットはあるかもしれません。
子育てが一段落してパートで働いた場合
子育てに専念するために専業主婦になった人も、子育てが少し落ち着いてくると仕事を考える人も多いのではないでしょうか。しかしフルタイムで働くと、子どもや家族に向き合う時間が無いと考える方も少なくはありません。そこで、短時間のパートを探しているという人もいるはずです。子育てを数年してからパートに出た場合、年収100万円として60歳まで働いて、約5,000万円以上の収入が得られる計算になります。(扶養家族範囲内でのパート)
パートのメリット
- 時間や勤務地を細かく選ぶことができるため、子育てや趣味の時間を確保しやすい。
- 融通がききやすい
パートのデメリット
- 扶養を考慮するなら、高収入を得にくい
- 働いた分のみの給与しかない
- 仕事の幅が限定される
少し生活費の足しになる程度の収入でよい場合は、融通がききやすいパートがおすすめです。ただし、子どもの長期休みなどの場合は保育料がパート代を上回ることもあるので、注意が必要です。
正社員とパートではなんと1億円以上の生涯賃金差があります。もちろん、会社によって賃金が異なるので、それ以上の差があるかもしれません。金額だけで見ると正社員が一番お得な感じがしますが、定年まで仕事を続けるということは男女ともにとても大変なことです。
まずは、自分のライフスタイルにあった仕事の形態を見つけることが一番大切です。目先だけでなく、長い目で見て自分にあった就業形態の仕事を選択してみてくださいね。
参照/
働くMAMA+「妊娠と仕事 ~ワークスタイル別でみる生涯賃金~」
日経ウーマンオンライン「ワークスタイルでこんなに違う 働く女性の生涯収入シミュレーション」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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