2017.03.20
赤ちゃんと会話ができる!『ベビーサイン』【ママがとりたい資格 vol.4】
ベビーサイン講師として活躍されている方にお話を聞きました!
Photo by coffish H
実際に、どんな形で仕事にしているの? やりがいは?と知りたくなった筆者、ベビーサイン認定講師の資格を取得し、大阪・京都にてベビーサイン教室を運営されている豊田まどかさんにお話を伺いました。
【基本データ】
子ども:3人(14歳・9歳・7歳)
資格取得期間:約1カ月(各週末)
ベビーサイン講師歴:9年目
活動場所:大阪~京都にて5クラス(生徒数合計70名)
Q.ベビーサインの資格をとろうと思ったきっかけを教えてください。
A.友人がベビーサインを使った育児をしていたんです。その様子を見ていて、赤ちゃんと意思の疎通がはかれるなんてステキだな、楽しそうだな、と思い、私自身も2人目が生まれてからベビーサイン育児をはじめました。それがきっかけで資格を取得したので、ベビーサイン講師歴は娘の年齢と同じ、9年目になります。
Q.資格取得後、どのように活動していったのですか?
A.初回クラスは6組の親子さんからスタートしました。思うように生徒数が増えず悩むこともありましたが、自分なりにどうやったらベビーサインの楽しさが伝えられるのか、必死で勉強しました。本教室の前に体験教室を行っているのですが、毎回反省会を行って内容を見直すようにもしています。
そして何より、私一人の力では限界がありますが、ベビーサイン協会のバックアップがとても手厚いんです! こんなに講師のことを思い、サポートしてくれる協会はないのでは?と感じています。協会のおかげで、ベビザらスやイオンでのイベントにも参加することができ、生徒さんとの出会いの場にもなっています。
Q.ご自身が「ベビーサインを学んでよかった」と感じたことは何ですか?
A.赤ちゃんの気持ち、特にどうして泣いているのかわかることが一番のメリットです。
ベビーサインを教えていると、泣きながらサインをしてくれるので、お腹が空いているのか、おむつを替えてほしいのか、暑いのか寒いのか、泣いている理由がわかるんです。
どうして泣いているのかわからず途方に暮れてしまった経験があるママは多いと思います。私も一人目のときはそうでしたが、ベビーサインを取り入れた二人目以降は「とにかく泣きやませなきゃ!」という焦りがなくなり、心に余裕が持てたと感じています。
それから、サインをしているわが子の様子を見ているのは、本当に微笑ましいです。より一層子どもが愛おしく感じます。
Q.では、ベビーサインを仕事にしてみて、どんなメリットがありましたか?
A.自分一人で活動するので、会社でいうと営業から経理、運営などすべてを担うため、大変な面もあります。でも、一人でやるからこそ、さまざまな楽しみも味わえます。
仕事をしていて一番うれしいのは、「赤ちゃんからサインが出ました!」と教室に通われているママたちから報告をもらったときですね。「これで、このママの赤ちゃんは一生分のコミュニケーションの土台ができた!」という喜びを感じます。
コミュニケーションって大事ですよね。それこそ、大人になってからもずっと、コミュニケーションで解決していかなくてはいけないことって一生続きます。それだけに、赤ちゃんの頃のコミュニケーション力ってすごく大切だと思うんです。
ベビーサインを通じてママと赤ちゃんがコミュニケーションをとれるようになるたび、「また一人、幸せな赤ちゃんが誕生した!」と思います!
Q.これからベビーサインの資格取得を考えているママたちへ、メッセージをお願いします。
A.ベビーサインは、家族みんなを幸せにしてくれます。その幸せのお手伝いができることに、私は幸せを感じています。たくさんのママと赤ちゃんの幸せのおすそ分けをいただけるお仕事なので、やりがいははかり知れません!
自分の子どもとのコミュニケーションはもちろん、たくさんのママや赤ちゃんの笑顔がうまれるお手伝いができるベビーサイン講師。ベビーサイン育児の経験がなくても大丈夫とのことなので、興味があるママは今からでも遅くありません! ぜひチャレンジしてみてくださいね。
PHOTO/Gravicapa/Shutterstock
取材協力/豊田 まどかさん
参照/
一般社団法人 日本ベビーサイン協会
『赤ちゃんとママのベビーサイン』(著・吉中みちる/刊・主婦の友社)
しあわせママになろう「ベビーサインを使って育つと語彙量が多くおしゃべり上手になります」
水谷 花楓
東京の出版社で雑誌広告営業を7年間、その後、結婚して大阪に移転、リフレクソロジーの資格取得、受付嬢、社長秘書とやりたかった職種はすべてクリア!現在は、パンダで有名な和...
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