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仕事

2016.08.29

前ラグビー日本代表メンタルコーチ『荒木香織』さんに学ぶ!女性が仕事のパフォーマンスを最大限に高める方法

前ラグビー日本代表メンタルコーチ『荒木香織』さんに学ぶ!女性が仕事のパフォーマンスを最大限に高める方法

2016年5月21日(土)に開催された『日経WOMAN Networkingフォーラム2016』に参加してきました。女性の働き方が多様化している中で、自分らしく働き続けるためには、どうしたらいいのか…。

mamaPRESS読者の中にも、働いているママがたくさんいると思います。わたし自身、2人の子どもを育てながら、フリーランスで仕事をしています。

ママになったからって、自分のキャリアを諦める必要はないと思いながらも、ママとして、妻として、役割が増えた分確実に独身の頃より使える時間は少ないですよね。だからこそ限られた時間の中で、自分にできる仕事のパフォーマンスを最大限に発揮する方法を考えなければならないと思うのです。

そこで今回は、セミナーに登壇者としていらっしゃった、前ラグビー日本代表メンタルコーチ・荒木香織さんから伺った、女性が仕事のパフォーマンスを最大限に高めるためのメンタル術についてまとめたいと思います。

『マインドセット』の切り替え上手になろう!

マインドセットとは、考え方の基本的枠組みのことをいいます。この切り替え作業がうまくできれば、仕事に限らず、どんな場面でもそのときの最高のパフォーマンスに繋がっていくんですね!

たとえば、なにか大きなプロジェクトがあって、ものすごく心臓がバクバク鳴っているとしますよね。「うわぁー、どうしよう、どうしよう」と思うだけでは、最高のパフォーマンスはできません。でも、「わぁー、こんなにドキドキするってことは、気合入っている証拠だな!」と捉えることができたら、パフォーマンスの質は上がるわけです。

要するに、プレッシャーや緊張の影響などは形として見えないし、触れられないものですよね。自分がその環境をどう受け止めるか、どう認識していくかに左右されるものです。だからこそ、自分の受け止め方をプラスにすることで、パフォーマンスも良い方向に変わってくるわけです。

冗談みたいですが、ものごとを前向きに捉えるってことは本当にすごく大事で、スポーツ心理学の研究の中では実際に数字として、いい成果や結果に結びつくという研究結果があるそうですよ。

よりよい仕事をするために養っておきたい『メンタル力』

個人であれ、組織であれ、よりよい結果を残すために身につけておきたいメンタル力についてのお話もありました。その中でも、特に女性が知っておくと良さそうな内容を、ピックアップしました。

自分自身を理解する力

就職活動の際に自己分析をした人もいると思いますが、それから時を経て、ママにもなり、環境の変化とともに、自分自身の考え方にも変化が生じていると思います。今の自分は、どんなときにどう感じ、目標はあるのか、得意なことは何かなど、今一度、自分自身を見つめ直してみることが、理想とするキャリア構築の一歩になりそうです!

わたしもそうですが、女性は男性に比べどうしても感情的に判断をしてしまいがちです。加えて子育て家事に追われ、冷静に自分を見つめ直す時間をとってない人も多いのではないでしょうか。これを機に、一度ゆっくりと、今の自分と今後のキャリアを考えてみては?

高すぎない目標を設定する力

理想や目標を高く設定しすぎる人が多いというお話もありました。まずは、クリアできそうな目標から1つ1つこなしていって、徐々にステップアップして自信をつけていくことが、最良のパフォーマンスにも繋がっていくそうです。

目標の設定って、とても難しいですよね。どのくらいが適当なのか…。わたしも以前は、かなり先にある理想や大きな目標ばかりを追いかけがちでした。そうすると、なかなか辿りつかないので、気持ちも沈みますし、途中で諦め気味にもなってしまうこともあるんですよね。

でも今は、その理想や目標までの道のりを複数のスパンで区切って、さらにその1つ1つに小さめの理想や目標を掲げることにしています。すると、小さな目標は1つ1つを着実にこなしていけるようになるので、自然と気持ちも前向きになり、結果としていいペースで最終目標に近づいていけている気がします。

共感する力

共感する力については、ただ相手の話を聞いて同意してあげるのではなく、相手が話しやすいようにうまく聞き出してあげるという力も共感になります。こういったことは、男性より女性の方が得意といわれているので、女性としてはぜひ伸ばしておきたい力ですね。

共感する力は組織(チーム)で仕事を成功させる際には、特に重要になってくることだと思います。共感によってチーム内の相手との関係性をきちんと築くことで、チームとしての強みを発揮できたり、困難を乗り越えたりできるからです。

自分の意見を主張することと、相手の意見を尊重することのバランスをとりながら、機転を利かせた役割を担えると、チーム内でも頼られる存在になれそうですね!

パフォーマンスを高める5つの鍵

自分自身を基準とする

モノやお金、名誉、他人との比較に惑わされない、自分の中で基盤となるものを持つこと。自分自身を理解する力にも繋がってくる部分があると思います。

自信があるように振る舞う

自信のなさが表に出た時点で、パフォーマンスとしてはマイナスが大きいですよね。自信があるように振る舞うセルフプレゼンテーション能力のスキルを高めていきましょう。

準備を万全に行う

何事においても準備は大切。不安を取り除き、自信をつける道のりでもあるセルフプレゼンテーション能力を発揮するためにも、必要不可欠なステップですね。

前向きに捉える

前述したとおり、緊張をただの不安要素と捉えてしまうのではなく、気合が入っている証拠だからこそ、うまくいく!と捉えるなど、何事もポジティブな方向に考えを向けられるようになるといいですね。

『今』に集中する

過去や未来にとらわれず、とにかく『今』に集中すること。これが失敗への対策にも繋がっていきます。今と向き合い、今不安があるのであれば、それを解消するように動けばいいだけのことです。

ものごとを楽観的にポジティブに捉えること、そして今の不安を1つ1つ解消すべく準備に取り組むことで、自ずと自信はつき、いい成果が出せるようになるというわけですね。

仕事に限らず、育児でもプライベートでも、メンタルを意識することで、ママたちが今よりもっと、ずっと輝くヒントになればと思います。

YUUKI

YUUKI

1988年生まれ、一姫二太郎のママ。大学卒業後、テレビ局勤務を経てフリーランスに。ライターのお仕事のほか、webプラン二ングや商品プロデュースを行っている。健康オタクでもあり...

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